一分間の格闘技イベント「BreakingDown(BD)」のエースと呼ばれている元プロボクサー、飯田将成さん(37)が、さいたまスーパーアリーナで11月23日に開催される「BD10」に出場しないことをX(旧Twitter)で10月26日に報告した。
朝倉未来BD社長(31)もかなりの意気込みで臨んでいる第10回メモリアル大会。それに出場しないことが様々な憶測を呼んでいる。どうやら自ら手掛ける飲食店を11月中にオープンさせることが原因のようだ。ではなぜ急遽11月オープンを決めたのか。
2勝1敗の成績、負けの次は塩試合
飯田さんはXで、
「BD10について質問が多いので。BDからお誘いはありましたが今年は出ません 来年誘いがあれば出る感じです 自分の意思で決めます」
と報告した。「BD10」といえばメモリアル大会であり、未来社長を始めスタッフ、出場者も相当な気合で臨んでいる。そこにエースの飯田さんが出場しない理由は?とネットで話題になっている。多くの人の想像は「今度負けたら人気が失墜する。カリスマ性が消える」ということ。現在は2勝1敗。「BD6」(昨年11月3日開催)では啓之輔さん(40)にテンカオ(膝蹴り)でKO負け。「BD7」(2月19日)は交通事故に遭い出場できず。「BD8」(5月21日開催)は韓国勢との対抗戦に出場し判定勝利するも、両者手が出ず睨み合いが続く塩試合。「BD9」(8月26日)は風が理由でオーディションを欠席し出場できず。また「BD8」後の5月23日、
「ブレイキングダウンは、あと1、2回出るか、出ないかだと思います」
と、自身のチャンネルで発言。引退表明だと話題になった。
そんな飯田さん、来月の11月中に故郷の岐阜市に飲食店をオープンするのだという。
「自分の店でファンの人と乾杯したい」
「(自分の)知名度と言ったらおかしいけれど、少しでもそういうの(知名度)を使って(岐阜を)盛り上げられたら」
飯田さんは10月26日配信の自身のチャンネルで飲食店経営に進出することを発表した。形態は焼き肉店で、海賊風の炭火焼。安く、美味く、満足感のある店にするとした。現在は出店場所を探しており、ある程度完成している店(居抜き物件)を選ぶという。そのためオープンは11月中になるという。地元・岐阜市の商業が衰退、それを盛り返したい。地元民が集まる店にはなるが、
「年末、年始、クリスマス、ファンの人と乾杯したい」
と考えている。ファンから「岐阜で美味しい店はどこですか?」と聞かれる事があり、自分の店に来てもらいたい、とも。つまり、11月中にオープンとなれば11月23日に開催される「BD10」に出場している時間は無い、ということのようだ。ではなぜ11月中のオープンに拘るのか。
試合をせず人気を保ったままが得策
ネット上では、
「飯田選手もYouTubeのチャンネル登録者数40万人を超えて、無理して戦う必要もなくなって、何より負けて人気が落ちるのを恐れてるような感じですね」
「これ以上負けてブランディングを落とすよりはもう試合をしないで現状維持する方がいいかもしれませんね」
といったことが掲示板に書き込まれている。次に負けたり塩試合をしたら一気にファンが離れて行ってしまう。瀬戸際状態の飯田さん。実は「Mr. BreakingDown」こと川島悠汰さん(25)との試合が「BD7」で流れ、本来なら「9」か「10」で実現するはずだった。どちらが勝つかは分からない実力者同士。もし飯田さんが負けたなら「ファンの人と乾杯したい」飲食店の価値が失われる可能性がある。まずは飲食店を軌道に乗せてから試合を、そういう思惑がある。
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(リンク)
飯田将成YouTubeチャンネル「【ジブリ飯】巨大ベーコンと海賊ビール【飛騨高山で食べ歩き】ジビエ料理も食べ尽くす」(飲食店出店を報告)
https://www.youtube.com/watch?v=EZdhP7cl89o
飯田将成さんX「BDからお誘いはありましたが 今年は出ません」