P&Gの柔軟剤「レノア」のCMが違和感あり過ぎだとネットで批判を浴びている。
日本の女性は世界で最も睡眠時間が短い、という説明の後に、どんな解決策が出るのかと思ったら、柔軟剤を変えよう、というもので、睡眠時間を長くすることとは全く関係が無かった。
なぜ睡眠時間が短いの?その解決策は?
問題のCMは、P&Gの柔軟剤「レノア」シリーズの商品が映された後に、「日本の女性は、世界で最も睡眠時間が短いと言われている」との説明が入る。夫婦と思われる男女がベッドで寝ている映像、赤ちゃんに添い寝している女性、洗濯機と同商品、そして睡眠を取る女性の映像が次々に出て来る。最後は商品名が語られCMは終わる。CMを初めて見た人たちは、「日本の女性の睡眠時間」という表記に目が釘付けになった。期待するのは、日本女性の睡眠時間が短いのはなぜなのかの説明と、長くするための解決策だ。ところがそうしたものは出ず、やがて柔軟剤のCMだということに気付く。そしてこのCMを見た人たちは、必要なのは睡眠時間であり柔軟剤ではない、香りで解決したら苦労しない、眠りの質ではなく必要なのは時間、との怒りが込み上げる、という展開になった。
睡眠用の服だけを洗濯する人っている?
Twitterには、
「睡眠時間の短さは睡眠時間を長くすることでしか解消しません」
「香りといえば聞こえがいいけど、人によってはあのニオイに苦しんでることもありますよね」
「寝る時用の服を洗うためだけに洗濯する人いるのかな?ってCM見るたびに思ってしまいます」
「睡眠を確保できるだけの環境とサポート、経済面での支援!」
などが投稿された。
P&Gの柔軟剤「レノア」シリーズに「レノアオードリュクス スリープ」があり、それがこのCMだ。「眠りのことを考えた初めての柔軟剤」だそうで、寝具、パジャマなどに使用すとリラックスできるような香りが付く。モニター調査したところ、「85%の人が睡眠環境をサポートしてくれたと実感できた」、となっている。
(リンク)
「レノアオードリュクス スリープ」のCM