「週刊少年ジャンプ」で人気を博した漫画「銀魂」の新作劇場版「銀魂 THE FINAL」が、2021年1月8日公開に公開される。その公開1週目の入場者プレゼントが「鬼滅の刃」のイラストカード、ということが分かった。「銀魂」作者の空知英秋さん(41)の書き下ろしだという。

社会現象になっている「鬼滅の刃」、その人気にぶら下がったとし「プライドは無いんかい!」といった声もあるが、コメディー漫画らしい仕様だと「空知だから許される」との笑いも起きた。そうしたなか、なぜかマンガ「ワンピース」の話題が急浮上してきたのだ。

「便乗しやがったwwww」

「銀魂」は2003年12月に連載がスタートし、テレビアニメ化され、実写版は小栗旬さん(38)主演で、17年7月と18年8月に公開されヒットをした。コミックスの累計発行部数は5500万部以上という押しも押されもせぬ漫画界のスターであり、「ワンピース」「鬼滅の刃」「ナルト」とともに「少年ジャンプ」を盛り上げてきた。

そんな「銀魂」の新作劇場版が来年1月8日から公開され、公開1週目の入場者プレゼントが「鬼滅の刃」のイラストカードだという事が分かった。ネットでは、

「堂々と鬼滅ブームに便乗しやがったwwww」

「プライドは無いんかい!」

と言う声もあったが、コメディー漫画らしい展開だとし、ファン達にとっては、

「さすが!それでこそ銀魂」

「ブレない銀魂」

という賞賛の声の方が大きい。

そうした中でネット上でこんな反応が起きてきた。

「そうだ!尾田くん、ワンピの映画にも鬼滅の特典つけよう!これで鬼滅に勝てるぞ!」

コラボすれば500万部は売れる?

12月4日の「鬼滅の刃」最終巻(23巻)の初版は「395万部」と報道された。これにネットで驚きの声が続出。395万部では少なすぎて買えない人が続出するのではないか?という反応だ。それは実際に起こり、書店には想像を超える購買客の行列ができ「買えなかった」という悲鳴も上がった。特に「メルカリ」やオークションサイトでは高値で取引され、売れたのかどうかは分からないが、「鬼滅の刃 23 フィギュア付き同梱版」は定価の10倍以上の値段を設定する人も出て話題になった。

この初版の395万部はどうして設定されたのか、ネット上では様々な議論が出て、有力なのがコミック売り上げの国内最高記録が「ONE PIECE」(ワンピース)の405万部だから10万部減らして「ワンピ」、そして作者の尾田栄一郎さん(45)に花を持たせた、という予想だ。今回の盛り上がりを見ると、現実的に「鬼滅の刃」最終巻の初版は「ワンピ」の405万部を超えてもおかしくない、と考えられる。

結果的に「ワンピ」は国内最高記録を維持したわけだが、イメージ的には「ワンピは鬼滅に負けた」「集英社と尾田は変なプライドがある」となってしまった。ネットでは、

「尾田くんもプライド捨てて鬼滅にコラボしてもらえば?」

「ワンピース最新巻に鬼滅の刃キャラのフィギュアが付いた限定版を出せば500万部は売れそう」

「尾田くんよ・・・空知は既に鬼となった。お前も鬼にならないか?」

などといったことが掲示板に書き込まれている。

 

(リンク)

映画『銀魂 THE FINAL』オフィシャルサイト

https://wwws.warnerbros.co.jp/gintamamovie/

ONE PIECE.com「尾田栄一郎の落書きコーナー」

https://one-piece.com/special/rakugaki.html