NHKが毎月実施している世論調査結果が2012年6月14日に発表され、我が目を疑うネット民が大量に出ている。「オリンピックを行う」としている人が68%いて、「中止」が29%だったからだ。同5月調査では同44%、49%で大きく逆転した。また、社説で「中止の決断を菅首相に求める」とした朝日新聞は、「7月に開幕、応援しよう!」などとオリンピック特設サイトの強化を始めた。
5月は「中止する」が49%、6月は32%
NHKの調査は6月11日から3日間、全国の18歳以上を対象に行ったもので、1233人から回答を得た。それによると、「どのような形で開催すべきだと思うか」の質問に「これまでと同様に行う」が3%、「観客の数を制限して行う」32%、「無観客で行う」29%、「中止する」31%、その他は「わからない・無回答」だった。東京の人に絞れば「これまでと同様」が3%、「観客の数を制限」33%、「無観客」32%、「中止する」29%だった。ネット上ではこの結果から東京五輪の開催前提の人は68%いてで、中止は29%だ、と騒ぎになった。ちなみに5月の調査(全国)では「これまでと同様」が2%、「観客の数を制限」が19%、「無観客」が23%、「中止」が49%だった。NHKはこの結果について、
「背景には紆余曲折を経て開幕が近づきつつあること、そして一時の厳しい感染状況を脱したことが考えられる」
と解説している。
ネット上ではこの結果は俄には信じられない、とし、
「なんでそんなに極端に変わるの?賛成に変わる要素なんてあった?」
「いよいよはじまったNHK世論操作の分析」
「これって開催3% 条件付き賛成61% 中止31%だろ?レトリック駆使お疲れ様です」
などの意見が出る一方、
「メディアの手のひら返し始まったね」
「開催に突き進んでるから諦めただけだろ」
「そもそもの反対の主張の根拠も疑問だったしね やっと冷静になれたかのかな?としか思えない」
朝日新聞に対し「病気なんじゃ?」「多様性ってやつか…」
また、社説で「中止の決断を菅首相に求める」とした朝日新聞がネットでこんなことを呼び掛けをしている。
「2021年7月に開幕する東京五輪のニュース速報や日程・競技・観戦チケット情報などをチェックして日本代表を応援しよう!」(朝日新聞デジタル)
既に「開催する」ことになっているのだ。朝日新聞の東京五輪特設サイトも賑やかさを増している。ネットでは、
「病気なんじゃないの?」
「多様性ってやつか…」
「朝日『おい菅のカスオリンピック中止しろや』朝日『おい選手のカスどもオリンピック反対しろや』朝日『わしらオリンピック特集記事作るんで選手のカスども協力頼むでスポンサーやで』」
などといった書き込みが出ている。
(リンク)
NHKの「世論調査解説」
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/450873.html
朝日デジタル「東京オリンピック2020ニュース一覧」