山梨県富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」のジェットコースター、「ド・ドドンパ」で首の骨を骨折(第2頚椎)したとテレビで告白した「もえか」さん(21)。「さっさと死ね!」などの脅迫文が来るなど総バッシングを受けた。そんな彼女のインタビューが2021年8月29日配信の文春オンラインに掲載された。

もえかさんは、ネット上の「仮病だ」「売名行為」「慰謝料目当て」などの噂を全否定したが、読者は納得したのだろうか?

骨折したのが7月3日で医者に行ったのは8月21日?

もえかさんが、「NEWS23」にビデオ出演したのが8月24日放送分。視聴者が最初に違和感を持ったのは、首を骨折しているにも拘らず、テレビに出るのが嬉しくてウキウキした表情。さらに、「縦揺れ」で首を痛めたとの証言も、「縦揺れは起こらない」との指摘もあった。テレビにはマスクをせずに登場。「もえか」の名前と年齢を出した。ネットでは直ぐに本人のSNSが特定され、バッシングが始まった。

バッシングの一つが「仮病説」。「ド・ドドンパ」に乗って骨折したのは7月3日。ところが初めて医者に行ったのが8月21日。Twitterで23日、

「頸椎骨折かもらしいので、次は大きい病院でCTを撮ってきます」

と呟き、翌日の24日「NEWS23」に登場した。さらに、骨折してから骨折が分かるまでの間、SNSには首を大きく曲げている写真をアップ。ボートに寝そべるなど元気そうな写真を掲載していた。さらに、歌手を目指していることや、動画を配信していることも分かった。こうしたことから、「骨折は嘘ではないか」「慰謝料目的ではないか」「全ては売名行為のため仕組まれたもの」という噂が流れ、また、「ド・ドドンパを廃止させるための刺客ではないか?」というものまで出ることになった。

アーティストは皆、責任を持って顔を出し発言する

文春オンラインのインタビューでもえかさんは、首はずっと痛く骨折から一カ月半後に病院に行ったのは「ド・ドドンパ」で体調を崩す人のニュースを見たから、と説明した。そして、コロナ禍のなか遊園地に遊びに行ったこと以外は全て噂を否定した。このインタビューを読んだ人たちは納得したのだろうか。

実は、今回のバッシングの根底に「イジメ」に似たものがある。嘘を暴くというよりは、もえかさんの容姿や話し方、SNSの写真が気に入らないのだ。それが「ブス!」「シロウトのくせに」「自撮りはやめろ」といったものになる。つまり、もえかさんを「自意識過剰すぎる」と批判しているのだ。今回のインタビューでも、話題になった発言はそれに関するものだった。記者がバッシングの元となった「NEWS23」のインタビューで、顔出しをし、名前も出したのはなぜなのか?と質問すると、

「TBSさんから取材の依頼がきたので応じただけです。アーティストさんって皆さん責任をもって、顔を出して発言をされているので、私も隠すことでもないと思い、普通に応じました」

と答えている。ネットでは、まさにこの部分だと感じる人が多くいて、

「自分のことをアーティストにたとえて言ってる時点で、売名を疑う。普通の人はそんなことは言わない」

「骨折したのに笑顔なら、見る人は違和感を感じる」

「たまにメディアに出てウキウキしてるのが隠れてない人がいるからね。見てて不快だよね」

といった反応が出た。TBSにも批判があり、

「テレビ業界の人間だったら、ワクワクしてしまっている彼女の映像が視聴者の目にどのように映るかは大体想像がつくだろうよ」

「今回のは匿名・顔モザを推奨するなど配慮出来る点があったんじゃないだろうか」

「本当に弱い者の味方になれていますか?TBSさん」

などが掲示板に書き込まれている。

 

(リンク)

文春オンライン「『さっさ死ねよクソ女!!』富士急ド・ドドンパで骨折した女性(21)が大炎上!彼女が明かした『ホントの症状』と『クビ曲げ』自撮り画像の理由」

https://bunshun.jp/articles/-/48248

 

Twitter「もえかザウルス」

https://twitter.com/moeka_zaurusu/status

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