東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗さん(83)が「女性は話が長い」と発言したとして「女性蔑視だ」とマスコミやSNSで大バッシングを受け、2021年2月4日の謝罪会見でも態度が悪いとされ「炎上」が拡大中だ。

ところが弁護士の橋下徹さん(51)の一言「森さんの気持ちがすごい分かる」によって一部で風向きが変わってきた。「森バッシングは異常」「発言が切り取られたのでは?」といった森さん擁護の声が出だしたのだ。

 

橋下徹「森さんの気持ちがすごい分かるんですよ」

 

橋本さんがリモート出演したのは2月5日放送のフジテレビ系情報番組「バイキングMORE」。4日の謝罪会見で森さんが苛立ちを露にした、ことに対するこんなコメントだ。

「僕はね、一部、森さんの気持ちがすごい分かるんですよ。森さんがこれまで7年間やってこられた会長としての職務はものすごい大変な業務なんですよ。ここまでやってきたのに、このひと言(女性は話が長い)で、こんな言われようをするのかっていう思いが、腹の中でふつふつと煮えくりかえったっていう気持ちはすごい伝わります。しかも森さん無報酬ですからね」

「この一言でってあるんですけど、今の時代は、その一言がアウトになっちゃうんですよね。うちのおかんも80ちょっとなんですけど、価値観に関して『それ違うよ』と言っても絶対考え方を改めない。うちのおかん見てるみたいで(笑)。だからといって許されるわけではないけれど、今回はうまく謝罪すれば許されたのではないかと。周りがサポートして会見の段取り組めなかったのかな」

ネット上では橋本さんの「森さんの気持ちがすごい分かる」に反応する人が多くいて、これまでの森さんバッシング一色からちょっとした変化が生まれた。

 

貢献を無にするような森バッシングは異常である

 

掲示板には、

「橋本が言うように森氏はこれまで国家国民のために大きな貢献もして頂いており、それを無にするような森バッシングは異常である」

「森さんの言葉も『男は理屈で動き、女は感情で動く』と昔はよく言われてた偏見と同じでしょう。経験からくる感想でもある。『古い人ね』と言われてもいいじゃないか」

「この件での異常なまでの世間の騒ぎ方こそ女性差別の最たるものだと誰も気がついていない」

「どのチャンネルに変えても同じ時間帯全て森批判していたのには呆れた。メディアによるリンチとはこういう事」

などが書き込まれている。

 

(後編に続く)

(リンク)

森喜朗会長の3日の“女性蔑視”発言全文(スポーツニッポン)

https://sp.mainichi.jp/s/news.html?cid=20210204spp000004024000c&inb=so