大村秀章愛知県知事(60)リコール運動問題。高須クリニックの高須克弥院長(76)と河村たかし名古屋市長(72)が中心となって始めたリコール運動だったが、提出された署名約43万5000人分のうち、80%以上の約36万人分が無効と判断された。しかも偽造されたとされる署名の一部が佐賀県で作成され、愛知県に持ち込まれたという。

どうしてこんなことになったのか。高須院長は2021年2月26日にネット番組に出演し、リコール運動についての様々な裏話を語った。自分は偽造には全く関与してないどころか検察に告発したのは自分である。投票は「買収」もOKなため、「買収した方が簡単だった。大勝利してますよ」などと語った。

 

「大村知事からお金が振り込まれた」と騒ぐ人も

 

高須院長が出演したのは文化人放送局の「渡邉哲也show」。まず、ゴタゴタは呉越同舟したのが始まりで、それが裏目になった、と語った。呉越同舟というのは、本来は敵同士の右派、左派も全部スタッフとして受け入れたこと。愛知県民の名誉と誇りのために立ち上がった以上、民主的に県民が一丸となって戦うことが必要だと思った。

その「統合」の象徴は自分、全て自分が責任を持つ、と宣言した。その結果、統合の象徴である自分に対し、「あの人はスパイだよ」というスタッフ間のチクリが大量に来るようになった。大村知事からお金が振り込まれた、と騒ぐ人もいた。気が付くと、

「全員がスパイになった(スパイ認定された)ということになってしまった」

しかし、この活動のゴールは大村知事のリコール。こうしたことは相手にせず、とにかく全員一丸になりゴールに向かって進もうとやってきた。

 

リコールは「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」の展示に怒りを覚え始めたもの。昭和天皇の写真を燃やし靴で踏みにじる動画、英霊・特攻隊・日本兵士を侮辱する「間抜けな日本人の墓」オブジェは許すことができない。それに公金を使い応援した大村知事は辞めていただこう、となった。

 

「運動から身を引いたら『これ』が起こった」

 

高須院長は2020年11月6日、自身のツイッターで「もう動けない」と体調悪化を報告。リコール運動の「継続断念」を宣言した。リコール団体から身を引き、がんの治療に専念する。10月25日までに64地区で集まった署名は約43万5000。リコールに必要な署名数86万6000筆の半数ほどに留まった。このまま最後まで続けていても達成は不可能。高須院長は「無効票は40%あるのではないか」と感じていた。リコール署名の場合は署名者の住所、氏名など完璧に書かれていなければならない。例えば戸籍上「渡邊」という名字を略字で「渡辺」と書いたら無効になる。こうしたことから署名全体の30%は無効になるのが通常、と調べていたからだ。

高須院長は、

「リコール運動から身を引いたら『これ』が起こった」

とした。

 

「運動を継続している人は、間違いなくスパイ」

 

「これ」というのは、なぜかリコール運動が継続して行われたこと。トップの自分が「中止」を宣言し療養に入り、参謀も抜けたわけだから組織は終了、運動も終了だ。しかし、自分の顔の入ったポスターや幟、署名用紙が使われ、活動は続いた。

「僕の顔を使うな。使うのは許さん」

と言っても無駄だった。そんな彼らを高須院長は「反乱軍」と言った。

なぜリコール運動は続いたのか。

「敗戦を確定しようとして動く人がいる。負けを特定させるためだけにやっているのではないか。運動を継続している人は、間違いなくスパイだと思っているんですけどね」

負けが確定されれば「2ラウンド」はブレーキがかかる。高須院長は今回を「1ラウンド」と位置づけ、療養後に別組織を作り仕切り直しを行い「2ラウンド」を計画していた。つまり、今回で負けを確定させ、二度とリコール運動をさせないための動きなのではないか、というのだ。

《後編に続く》

(この記事は2021年2月26日放送の文化人放送局「渡邉哲也show」を元に書かれています)

高須院長が語る愛知県知事リコール不正事件「『買収しよう』と言ったのは僕です」(後編)

高須院長が語る愛知県知事リコール不正事件「『買収しよう』と言ったのは僕です」(後編)

(リンク)

「高須克弥院長出演! リコール問題について激白!!」(文化人放送局)

https://www.youtube.com/watch?v=0AMA3aqvWlY