大阪府は、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の予約受け付けを2022年1月22日から24日まで停止していたと24日に発表した。24日夕に受け付けを再開していて、25日からの接種は予定通り行われている。
どうして予約が停止したのかといえば、接種会場全体の責任者を務める男性医師(42)が21日に逮捕されたため。容疑は覚醒剤取締法違反だった。
この院長に管理をお願いしたのではない
NNJニュースが府の担当者に25日に取材したところ、この医師は府内にあるクリニックの院長。接種会場を設置する場合は医師免許を持つ「管理責任者」を1人置かねばならない。そのため府は同クリニックに3か所の管理を依頼し、逮捕された院長は2つの大規模接種会場の責任者となっていた。25日からの接種は同院長が管理する2か所からのスタート予定だった。ところが、同院長は21日に覚醒剤取締法違反(共同所持)の疑いで現行犯逮捕された。実際に接種する医師は別にいるのだが、管理者が不在となった。次の管理者を探さねばならず、接種会場運営に支障をきたすおそれがあるため、22日夕から予約受付を停止した。担当者は、
「この院長に管理者をお願いしたのではなく、クリニック単位で探した結果がこれだった。こんなことになるなんて予想すらできなかったし、しかも容疑が覚醒剤取締法違反なんて、、、」
と困惑していた。
(リンク)
大阪府コロナワクチン接種センターHP