「子連れに新幹線の席を譲らない日本人」ツイートが大バズリ、「出羽守」「子持ち様」ワードが注目される

新幹線に子供連れで乗車したところ、誰も席を譲ってくれなかった。イギリスでは生ぬるく譲ってくれる。「日本は子連れを優先してくれない」―――そんなツイート大バズりし、1日でリツイートが5000、コメントは1700を超えた。ただし、殆どが批判。ツイ主は11月12日午後5時頃にTwitterの全てのツイートを非公開にした。ネットでは「出羽守(でわのかみ)」「子持ち様」というワードが注目された。

「イギリスは席を譲る」というが、、、

ツイートは11月10日に投稿されたもの。

「初めての新幹線！！子供たちはワクワクドキドキしてたけど。。。日本に来てつくづく思ったのは子連れを優先してくれないこと。イギリスで生ぬるくみんなから席を譲ってもらえる環境にいると、洗礼を受けた感じがする。と同時にこんな風に子育てしてる人はいつも感じてるだろうなって悲しくなった」

ツイ主は写真家の男性で、英国在住。3歳と16ヶ月になる子供がいるとプロフィール欄に書いている。名前、出身が福岡、日本語のツイートのため日本人と思われる。アップされた写真はこの男性が撮影したもの。場所は東北・上越・北陸新幹線の「上野駅」ホーム。女性と二人の子供のいる場所は4号車入場付近だ。4号車は自由席車両ではあるが「かがやき」号、「はやぶさ」号のように全席指定の車両もある。これに多くの人が驚いた。指定席を譲れと言っている？子供連れなら指定席を買うのが常識、始発の東京駅で自由席をゲットすればいい、自由席は争奪戦、長距離運行車両の席を誰が譲るの？、といった感想が出た。

子連れってそんなに偉いのか？

「もちろん、自由席での話ですよ…ね？まさかまさか指定席なのにどうのこうのって…言ってる…わけ…じゃ…ない…です…よ………ね？まぁ、仮に自由席だったとして傲慢極まりない考えなわけだが」

「子育てしてるまともな知能がある親なら、指定席とるだろうからねぇ。典型的な無知な出羽守っぽいかな」

「すげえな最初から『子供連れは席を確保しないでも座るぜ』そんなに偉いの？」

「新幹線乗るのにケチって自由席選んで、子持ちだから席譲れは、流石に子持ち様って言われるよ」

などといったツイートが出た。今回注目されたのが「出羽守」「子持ち様」というワード。「出羽守」というのは、海外の事例や他業種の取り組みを引き合いに出し「○○はダメだ！」と難癖をつけたがる人。外国と比較し日本はダメと嘆く人を「海外出羽守」と呼ぶこともある。「子持ち様」「お子持ち様」は、子供がいるため迷惑をかけても許される、優先して恩恵が受けられる、と勘違いしている人を指す。本人がそう信じ切っているためトラブルの種になる。さてイギリスでは本当に、新幹線のような車両の席を子連れに譲ってくれるのだろうか？