家具量販の「IKEA(イケア)」のCMが男尊女卑だと論争になっている。お盆の部分が取り外し可能なトレイテーブルのCMで、3人家族が自宅で映画を鑑賞するという設定だ。批判となったのは飲み物とお菓子を運ぶのが妻で、さらに運び終えた後、妻だけがソファーに座れないというもの。夫がふんぞり返っているというのもある。

しかし、その批判は「妄想」と考える人も多く、「もう女性をCMに出さなければいい」といった極論も出る事となった。

男尊女卑の家族像をIKEAが理想化した?

このCMは、夫が床に置いた飲み物の入ったグラスとお菓子の皿を、足でひっくり返してしまったことから始まる。場面が切り替わり、妻がお盆に飲み物とお菓子を載せて運んで来て跪き、夫と子供がお盆から飲み物とお菓子を取る。妻は立ち上がりお盆をトイテーブルに戻し、夫の後ろに立つというもの。これに対し、イケア・ジャパン キャンペーン公式Twitterには、「男尊女卑CMだ」という批判が2021年12月26日辺りから大量に寄せられることとなった。どうして妻に跪いて給仕をさせるのか、なぜ妻はソファーに座れないのか、夫は忙しく働く妻に見向きもしないでソファーにふんぞり返っているのか、しかも女児の子供の肩に手を回している、とし、

「IKEAでは、IKEAの家具と一緒に女性という召使いがいる生活を提案しているのでしょうか?」

「男尊女卑の家族像を理想しているとIKEAが宣伝することは問題があるよ」

「どうして女性ばかり運ぶの?どうして男性は運ばないの?女性=食べ物を運ぶと言う考え方が古過ぎる。フェミニズムを知らないの?」

「日本の家庭内に身分差があるような誤解を招きます」

といったIKEA批判が出た。ところがこの批判を上回る数のイケア擁護が出ているのだ。

CMに女性を出していいのは化粧品と生理用品?

今回の論争についてネット上では、またフェミニストがレッテル貼りされてないCMを無理やりレッテル貼りしている、との批判が続出。そもそも妻が跪いたのは子供が取りやすいようにお盆の位置を下げたものであり、夫と子供が家のテレビで映画を見るCMの設定ならば、妻がお盆を運ぶのは自然。また、妻がソファーに座らないのはCMの構図の問題だ、といった考察が出た。また、CMで家族のシーンが出ると決まってこんなレッテル張りが横行する。全ての考え方に配慮するのはキリがないし、もううんざりだとし、

「だからCMに女性出すなといったのに」

「女性をCMに使わなきゃいいんじゃね 調理も掃除も男がやればいい」

「結局CMに女性が出られるのは化粧品と生理用品だけ」

「男同士が男児と焼きそば食うCMみたいにするしかないだろ」

といった意見が掲示板に書き込まれた。

 

(リンク)

イケア・ジャパン キャンペーン公式Twitter

https://twitter.com/IKEA_Campaign/status/1468097943714549761