神田沙也加さん（享年35）と音楽ユニット「ALICes（アリセス）」を組んでいたアニソン歌手の黒崎真音さんが持病の悪化により2月16日に急逝していたと所属事務所が公表した。ネットでは「神田さんの後を追うように」と悲しみ、神田さんに対する思いを綴ったツイート「さや 早く帰っておいで」が掘り起こされ、涙を流した。享年は神田さんと同じ35歳だった。
「さやはわたしの中にいる」
所属事務所ART ONE Entertainmentは２月28日、
「弊社所属、黒崎真音が2月16日に持病の悪化に伴い急逝いたしました。自身の映画の公開、夏以降のスケジュールや新曲の発表など、今後の事を話し合っていた中での突然の出来事でした」
と公式HPで公表した。黒崎さんは21年9月の配信ライブ中、「硬膜外血腫」で倒れ救急搬送、翌22年に復帰している。神田さんとは19年9月に音楽ユニット「ALICes」を結成。グループ名は神田さんの発案。「2人のアリス」を意味する。神田さんの急逝後は黒崎さんが「ALICes」を一人で引き継ぎ、21年12月19日、
「ALICesは解散しません さやはわたしの中にいる」
とツイートした。しかし今年1月28日、突然活動休止を発表。
「私たちの残した音楽をいつまでも、忘れないでいてくださったら幸いです。また、お会いしましょう」
休止の理由は語られなかった。そしていま、黒崎さんの神田さんへの思いを綴るツイートが掘り起こされ、涙を誘っている。
「ブルーザーに会いたいと、、、」
「さや 早く帰っておいで 寒いでしょ ずっと言ってたよね さやを一人にしないって 寂しかったら一緒に住もうって いつでもどこでも会いに行くって ねぇ さや さや LINEしても既読さえつかないよ」(21年12月19日のツイート)
22年1月12日にはTwitterに星の命名証明書を添付し、
「こんにちは やりたかったことの一つ 名前のない星に”sayaka”という名前を付けました 事務所の方にも了承を得ています この座標からきっと見守ってくれていると信じて 明るく輝くさやの星 いつまでも皆さんを優しく照らしてくれますように」
とツイートした。神田さんと公私共に親しかった黒崎さん。神田さんの元夫で俳優の村田充さん（45）は、訃報が流れた直後にTwitterを更新、
「しんどいって ブルーザーに会いたいと仰っていた。多忙で連れていけなかったことを悔やむ」
と投稿した（承認者のみ閲覧可能）。「ブルーザー」というのは神田さんが我が子のように可愛がっていたオスのチワワ。ミュージカル「キューティ・ブロンド」での共演で手放せなくなり譲り受けた。離婚後は神田さんと共に暮らし、現在は村田さんが引き取り世話をしている。黒崎さんと村田さんは音楽劇「ジェイド・バイン」(昨年11月上演)でも共演している。
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（リンク）
ART ONE Entertainment公式HP「黒崎真音を応援して頂いたファンの皆様、関係者の皆様へ」
黒崎真音さんTwitter「名前のない星に”sayaka”という名前を付けました」
https://twitter.com/kurosakimaon/
黒崎真音さんTwitter「さや 早く帰っておいで」
https://twitter.com/kurosakimaon/
ALICes公式Twitter「ALICesは一度活動を休止致します」
https://twitter.com/alices_official/
ALICesのミュージックビデオ「私の永遠」