岸田文雄首相が韓国の尹錫悦（ユンソンニョル）大統領に近づいて声をかけ、「日韓関係がもっと健全な関係に発展できるよう努力しよう」と申し出たーーーそんな韓国政府の発表と報道に対し、磯崎仁彦官房副長官が全面否定した。
韓国側としては日本が友好を願い韓国に折れた、との印象操作と、尹政権のプロパガンダに使ったようだ。また、韓国報道の「バイデン大統領が真っ先に尹大統領に握手を求めてきた」、の真実が、動画によって晒されている。
首相から尹大統領に近づき声がけした
中央日報日本語版(2022年6月29日配信)によれば、マドリードで北大西洋条約機構（NATO）首脳会議が行われ、28日にはスペイン国王フェリペ６世が主催した歓迎晩餐会があった。ここで岸田首相と尹大統領が初めて対面。
「岸田首相が尹大統領に近づいて声をかけ、尹大統領の就任と、地方選挙での勝利を祝った」
尹大統領は岸田首相に対し、参院選が良い結果になる事を祈り、選挙後は日韓の懸案を早く解決し、未来志向的に進みたい、と語ると、岸田首相は、
「感謝する。尹大統領が日韓関係のために努力してくれていると承知している。日韓関係がもっと健全な関係に発展できるよう努力しよう」
と答えた、と書いている。
「尽力いただきたい」と注文を付けただけ
磯崎官房副長官は6月30日午前の記者会見で、「そういうことは承知していない」と述べた。どちらが話しかけたのかは「晩餐会の際に自然な形で出会った」。また、尹大統領に対しては、
「非常に厳しい日韓関係を健全な関係に戻すために尽力いただきたい」
と、いつも通りの注文を付けた、とした。(産経新聞6月30日配信)
ネットでは磯崎官房副長官の否定について、
「これだけ速攻で否定するってことは、最初から嘘発表をするのは織り込み済みだったってことだよな」
「多分岸田が出発する前に『そういったことは承知していない』って原稿が用意されてたんだろうな」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
変な笑いを浮かべ空を見る尹大統領
一方韓国では、先の28日の晩餐会に関し別の話題で混乱が起きている。
「最後に晩餐会会場に入場したバイデン大統領は、真っ先に尹大統領に手を差し伸べて握手をした」
という報道があった。ところが、その時の動画がアップされると衝撃の事実を知ることになる。バイデン大統領が向かった先はルメン・ラデフブルガリア大統領の方向。その途中で尹大統領が手を出し2人は握手をするのだが、バイデン大統領は尹大統領の顔を一切見ておらず、「完全無視」(もしくは存在に気が付いていない)。そして、ラデフ大統領と握手をし談笑する様子を見た尹大統領は、変な笑いを浮かべ空を見る。そんな姿が映っている。これを見た韓国人と思われる人々から「恥ずかしくて死にそう」といった悲鳴も上がるのだが、動画のコメント欄を見る限り、「そういう扱いだと思った」との諦めムードの感想が多く出ている。
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(リンク)
中央日報日本語版「尹大統領と岸田首相、マドリードで会合の代わりに『遭遇』…『韓日未来志向的に』
https://japanese.joins.com/JArticle/292650
産経新聞「磯崎官房副長官、日韓首脳の会話に関する韓国発表を否定」
https://www.sankei.com/article/20220630
MBNニュース「ユン大統領夫婦、スペイン国王晩餐に出席…バイデン『ノルック』握手論争も」(「完全無視」もしくは存在に気が付いていないシーン)