国際弁護士の八代英輝さん(57)が、2021年9月17日放送のTBS系「ひるおび!」で再び「共産党の暴力的な革命」に関する発言を謝罪した。ネットで共産党側と思われる人々は「デマを認めた」「デマを謝罪した」と燥でいるが、そうではない人たちは、八代弁護士の計画通りだったとし、「八代弁護士、good job!」「共産党のヤバさを教えてくれた」などと歓声を上げた。

「謝罪になっていない!」と再度謝罪を要求

この問題は9月10日放送の「ひるおび!」で八代弁護士が、次の衆院選の「野党共闘」に触れ、

「共産党は『暴力的な革命』っていうものを、党の要綱として廃止してませんから。よくそういうところと組もうって話になるな、と個人的には感じます」

と発言したことから始まる。日本共産党は烈火のごとく怒り、

「日本共産党の綱領にも方針にも、どこにも『暴力的な革命』なんてない」

とし、デマを流した八代弁護士と番組に謝罪と訂正を要求した。しかし、八代弁護士が言ったのは「要綱」であり、「綱領」とは言っていない。13日番組の番組内でアナウンサーが、

「日本共産党の綱領にそのようなことは書かれていませんでした。訂正してお詫びします」

と謝罪した。八代弁護士はそれに続きこう言った。

「私の認識は閣議決定された政府関係に基づいたものでした。一方で、日本共産党はそれを度々否定していることも併せて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」

つまり、「要綱」というのはそういう意味で、言葉が足りなかった、という謝罪だ。これに対し「謝罪になっていない!」と日本共産党は反発、再びの謝罪と訂正を要求する。ここでネットで話題になったのは、八代弁護士は挑発しているのではないか、というもの。共産党の「暴力的な革命」と、日本共産党はどんな党なのかを視聴者に知ってほしい、とのメッセージであり、日本共産党を追求する狙いがあるのではないか、という見方だ。

選挙前のデリケートな時期にご迷惑をかけた

八代弁護士の2度目の謝罪は、9月17日放送の番組内で行われた。

「現在の共産党の綱領にはそのような記載はないと、多くのご批判を頂きました。ご指摘の通り、現在の党綱領にはそのような記載は存しません」

そして、選挙を控えたデリケートな時期に多くの関係者に多大なご迷惑をかけてしまったと謝罪。スタジオには立憲の江田憲司衆議院議員(65)がいて、江田議員にも、

「共闘を模索する立憲民主党の江田代表代行にも、この場をお借りして深くお詫び申し上げます」

と深く頭を下げた。ネットの事前予想では、この2度目の謝罪でも八代弁護士は挑発を行い、日本共産党を追い詰めるのではないか、というのがあった。しかしそうならなかったのは、食品メーカーのキユーピーが9月14、15日に同番組でのCMを流さなかったこと。スポンサーに気を遣った番組が慎重になったから、と考えている人もいる。キユーピーはCMを控えた理由を明らかにしていない。

「弁護士らしい喧嘩。あと2、3回は謝罪して」

今回の謝罪では、「デマを認めた」「デマを謝罪した」と燥ぐ層と、「八代弁護士、good job!」「共産党のヤバさを教えてくれた」などと歓声をあげる層の2つに大きく分かれている。本来なら謝罪をさせた方が勝ちなのだが、一連の経緯により、日本共産党の「暴力的な革命」をさらに伝播させることができ、再度攻撃できたのは「勝利」ではないか、というのだ。掲示板には、

「謝罪風の暴露。弁護士らしい喧嘩の仕方ですね。あと2、3回は謝罪していきましょう」

「八代さん、ゆくゆくは政界に出てほしい。信頼に足る人物だよ」

「共産党の恐ろしさを知らない世代に、共産党の威圧的な言動をあからさまにした八代弁護士の業績に感謝します」

「八代は人柱になって、共産党の本性を無党派層に知らせてくれたんだよ」

などが出ていて、八代弁護士を応援する声が圧倒的に多い。

 

(リンク)

「ひるおび!」公式HP

https://www.tbs.co.jp/hiru-obi/