NHKが2021年9月17日に放送した自民党総裁選の4候補者共同記者会見で、高市早苗衆議院議員(60)の声だけが聞き取りにくい。「加工した?」とネットで騒がれた問題で、NNJニュースが9月21日午後5時にNHKに問い合わせたところ、視聴者からの問い合わせが多くあり、担当者に確認中だが5日が経過した今も「回答はまだない」という。

放送事故に関わる案件については早急に説明するのがテレビ局の常識。それが無いという事は、ネットで指摘されていることが現実味を帯びて来る。

NHKが故意に「仕掛けた」のか?

自民党は菅義偉総裁(72)の任期満了に伴う総裁選を9月17日に告示し、同日に立候補者4人の共同記者会見を開催した。各局がそれを放送するなか、NHKだけ、高市議員の声が聞き取りにくい、とネットで騒ぎになった。NNJニュースも実際に聞いてみたが、高市議員が話す番になると、急に声のトーンが下がる。エフェクトが掛かったような籠った声で、印象が悪い。自民党が配信した動画や、他局が流した映像はそうではないため、考えられるのはNHKのマイク、もしくは機材が故障していること。うがった見方ではNHKが故意に「仕掛けた」という事になる。ネットでは、高市議員が総裁になるとNHKにとってヤバイことがあるのではないか、との詮索が行われた。

皆さんの意見は間違いなく担当者に届いている

高市議員かねてからNHK改革を謳っていて、受信料引き下げのための経費、包装波、子会社、などの削減を提示している。NHKは激しく抵抗していて、総理には絶対にさせたくない人物なのだという。また、保守界隈から大きな期待を集めている高市議員だが、NHKには保守とは相いれない勢力があるとされている。そのため今回の騒動は、高市議員を当選させないようNHKが「仕掛けた」と考えている人が結構いるのだ。実際はどうなのか。NNJニュースが9月21日午後5時に「NHKふれあいセンター(放送)」に問い合わせたところ、担当者は、高市議員の声が変だった、との問い合わせが視聴者から寄せられているのは事実だ、としたうえで、

「皆さんのご意見は間違いなく担当者に届いております。しかし、それに対する回答は来ていない、というのが現状です」

と説明した。放送局の場合、放送事故や何らかの異常があった場合は即座に視聴者に説明、謝罪するのは常識。ところが、問題が指摘されてから約5日間、何の反応も無いという事は、ネットでの詮索が現実味を帯びて来る。

 

(リンク)

【自民党総裁選】候補者共同記者会見(2021.9.17)自民党YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/watch?v=T6F4NIue70c

 

みなさまの声にお応えします(NHK)

https://www.nhk.or.jp/css/