自民党の茂木敏充幹事長(66)が2022年4月4日、定例会見で自民党の国会議員の歳費から毎月1万円ずつを天引きし、ウクライナ支援に充てると発表すると、「ショボい」「セコイ!」「余りにもみみっちい」などという声がネット上に挙がった。
ウクライナには日本、そして民間から多くの支援や寄付が寄せられている。国会議員なら「日本の困っている人に支援して!」という叫びも出た。
ウクライナ支援は国と民間がやっている
茂木幹事長は会見で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で深刻な事態が続いており、党所属の国会議員の給与にあたる5月の歳費から毎月、1人1万円をウクライナ支援の募金として天引きする、と発表した。具体的な支援の手法は未定で、国際赤十字などを通じ人道支援・医療支援などに充てるのがいいのではないか、と述べた。
この発言にネットでは目を丸くする人が続出。そいうえば白紙になった年金生活者への5000円支給を進めたのも茂木幹事長だったとし、
「なんで、こんなみみっちいことしか考え付かないんだ」
と言った批判が出た。
ウクライナ支援の1万円天引きも、年金生活者への5000円支給も、夏の参院選の人気取りだと想像している。ただし、こんなみみっちい金額では逆に評判を落とすだけ、といった声も多い。ウクライナ支援は既に国や民間がかなり行っているのだ。
「今は困ってる国民に使って欲しい」
善意は自ら進んで行ってこそであり、強制的な天引きでは本末転倒のパフ―マンスに見える。しかも、与党の国会議員が1万円。国会議員に毎月100万円支払われる「文書交通費」に批判が強まっているさ中なのにだ。ネットでは、
「良い格好したいだけ。にしては一万ってショボすぎる額w」
「いちまんえん…貧乏草。ケツの穴が小さくて、ビックリ!」
「せこすぎです。呆れてものも言えんわ」
といった事が掲示板に書き込まれた。また、
「ウクライナより日本が先だろ!」
といった叫びも出た。コロナ禍で経済的に苦しんでいる国民は多い。国会議員としては今は国民に目を向けるべきだという指摘だ。掲示板には、
「ウクライナにかなりの金額渡してるよね?今は困ってる国民に使って欲しい」
「苦しんでる国民に配ろうよ」
「自国民の貧困には冷たいし、助ける気もない」
などといったことが書き込まれた。
(リンク)
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