自民党の高市早苗政調会長(60)らが2021年12月17日、新疆ウイグル自治区などでの中国の人権侵害に対する非難決議案を臨時国会で採択するよう求めたが、茂木敏充幹事長(66)は「今はタイミングではない」と受け入れなかった。

臨時国会は12月21日に閉会するため、年明けに持ち越された形だが、これによって海外からは日本は非難決議を結局出さない、中国と日本はグルだ、と間違いなく言われている、とし、「日本は軽蔑されている」「中国と同じグループにカテゴライズされている」と長尾敬氏(59)は語った。

「あぁやっぱり日本はそうだったのね」

今回の提案は高市氏が、内モンゴルの人権問題に取り組む議員連盟会長の立場で申し入れており、政調会長の提案が幹事長に拒否されるのは異例だと報じられた。拒否した理由の「タイミング」というのは何なのか。茂木氏は来年2月の北京五輪の「外交ボイコット」の結論が出ないうちは採択できない旨を述べたが、どちらが先でも関係がない、というのが大方の見方だ。つまり、そもそも非難決議は出すつもりはない、という可能性がある。12月19日放送の「文化人放送局」ではこの問題を取り上げ、司会の加藤清隆氏(59)が、「日本は対中非難の意思表示はしない」と言っているわけだ、とし、

「あぁやっぱり日本はそうだったのね。絶対に中国とグルになってるぞこいつらは。裏で絶対に手を結んでいるぞ、と言われていますよ、間違いなく」

と語った。長尾氏はそれを受け、

「(中国に激しい批判を向けている欧米各国に)軽蔑されていると思う。中国と同じグループにカテゴライズされているかもしれませんね」

とした。

 

(リンク)

「文化人放送局」(2021年12月19日配信分)

https://www.youtube.com/watch?v=T_7b3iJ8DD8