元テレビ朝日アナウンサーで東京都議会議員の川松真一朗さん(40)がYouTubeチャンネルで、TBS「アッコにおまかせ!」でのカンニング竹山さん(50)謝罪騒動について解説した。
テレビ番組で言い間違いをし、その場で訂正したにも拘らず、都はTBSや竹山さんの所属事務所にまで発言の訂正を求める抗議文を送った。「それは異常」だとした。背景には「女帝」として君臨する小池百合子知事(68)へのスタッフの忖度と、「自分の宣伝のために都のカネを使っている姿」、TBSとの仲の悪さがあるのだという。
東京都はTBSと竹山の所属事務所に抗議文
川松議員は2021年4月3日、YouTubeチャンネル「川松真一朗TV」に「【小池都政激怒!?】カンニング竹山、生放送発言に抗議文。『大阪株』発言も波紋!」の動画をアップした。動画では日刊ゲンダイ(4月1日配信)の記事を引用した。記事はこんなことが書かれている。
先月28日の生放送「アッコにおまかせ!」で竹山さんが、小池知事が出演したYouTube広報動画の一本に「4.7億円の税金が使われている」。数分後にスタッフが事実誤認に気付き、「4.7億円は、動画制作費ではなく、広告費全体の経費でした」と訂正。竹山さんは「すみません」と謝罪した。都は翌日29日にTBSと竹山さんの所属事務所「サンミュージック」に発言の訂正を求める抗議文を送った。
「都を厳しく批判する竹山氏の発言を制する行為は、『余計なことを言うな』と圧力をかけているように映る」(法大名誉教授の須藤春夫氏=メディア論)
というコメントも付いている。
これについて川松議員はこんな解説をした。
「それって必要なの?と思うのは当然だ」
「都としてテレビ局や所属事務所にまで抗議文を出すのは異常」
知事が番組を観ていたとは考えにくく、周りのメンバーが知事が悪く言われていると忖度し、ワーッ!とやった。知事周辺には異常なピリピリ感がある。都の広告費は昨年トータルで10憶円を超えている。
「私はそこまでして小池知事は露出がしたいのかなと。TVは首都圏(一都六県)に流れるから、それって必要なの?と思うのは当然だと思う」
こんなに広告費をかけるのはどうなのか、ということは議会でも追及してきた。しかし今回のように「4.7億円は間違っている」と論点をズラし、疑問に答えないため一向に議論が進まない。広告費は本当に心から感染拡大防止を皆さんに呼び掛けるため、科学的に、論理的にしっかり説明をするために使われているのかというと、
「自分の宣伝のために都のカネを使って、広告費を計上しながら多く発信しているのではないか」
とした。
「小池知事とTBSは仲が良くない、手が合わない」
そして今回のTBSと竹山さんの所属事務所への抗議は、色んな事が重なったため強くなった、という。一つは竹山さんがテレビやネットで都政について「小池さんは何もやってない!」という発言を繰り返していること。さらに「アッコにおまかせ!」放送の前日に「AbemaTV」に出演。パネリストとして小池都政を追求する上田令子都議(55)、元都知事の舛添要一氏(72)がいて、全員で徹底的な都政批判をした。そしてTBSだ。
「小池知事とTBSは仲が良くない、手が合わないと1月以降ずっと言われています。NEWS23で小川彩佳キャスターが都の思いと違ったことを言ったからで、(現在も)TBS(記者が小池知事に)呼びかけても無視をして通って行きます」
TBSの番組での竹山さん発言が重く圧し掛かったのだそうだ。
(リンク)
【小池都政激怒!?】カンニング竹山、生放送発言に抗議文。「大阪株」発言も波紋!(川松真一朗TV )
https://www.youtube.com/watch?v=l8ZIffKp2BQ
カンニング竹山公式Twitter
https://twitter.com/takeyama0330/status/1378568746546028546
TBS「アッコにおまかせ!」公式HP