高橋洋一嘉悦大学教授(65)の、東京オリンピックに関するコラムがネットで話題だ。

自分たちは選手たちの活躍に胸躍らせ、東京オリンピックを楽しみ、充実した毎日を送っている。しかし、「反対派」の人たちはオリンピックに目を背け、閉会式がある2021年8月8日までどうやって過ごすつもりだろうか、という皮肉たっぷりの内容だ。

「東京五輪、やはり開催してよかった」

高橋教授はまず、オリンピック開催を断固反対していた朝日新聞、毎日新聞に言及した。競技が始まっても金メダルを喜べないという。7月25日の朝刊一面は、朝日が「王者内村、挑戦に幕」、毎日は「銀メダルの苦しみ」だった。読売の「高藤『金』渡名喜『銀』」、産経の「高藤『金』」とは対照的だとした。確かに読売、産経との一面はオリンピックを盛り上げている。「金メダル」の見出しが躍動し、大きなカラー写真で華やかだ。一方の朝日、毎日は、オリンピックの記事か疑われるようなものまであり、写真も小さい。他紙に比べると淀んだ雰囲気だ。

このコラムは、講談社のサイト「現代ビジネス」に連載されている。「高橋洋一『ニュースの深層』」で、26日付は、「東京五輪、やはり開催してよかった…『中止』を訴えてきた野党とマスコミの『今後』」となっている。

蓮舫議員「今でもこの東京五輪強行には反対です」

高橋教授は次に、立憲民主党の蓮舫参議院議員(53)の25日のtweetに注目した。

「堀米雄斗選手、素晴らしいです! ワクワクしました!」

と呟いている。高橋教授はそのtweetにリンクを貼り、

「こんなにスポーツで感動するのに、それまでの五輪中止は理解できないな。『五輪の感動>>>さざ波の中での医療崩壊リスク』ということは前からわかっていはずだが。五輪中止の人はあと2週間どうするの?」(原文ママ)

とツイートした。蓮舫議員は、

「『反対してたのに』と言う反応がありますが、選手への応援と政府の危機管理体制への姿勢は別です。感染拡大の最中、今でもこの東京五輪強行の政府と東京都、組織委員会、IOCの判断には反対です。菅総理には国民の命と暮らしを守るリスク管理ができていません」

と弁明。それに対し松井一郎大阪市長(57)が、

「蓮舫さん、オリンピックが開催されなければ、選手の皆さんが健闘する場所が無かったんですがね!オリンピックパラリンピックが終われば、いよいよ選挙ですからね」

と苦言を呈したと、高橋教授は紹介している。そして最後に、

「長引く新型コロナで、いろいろな人の心がすさんでるのだろうか。そうした心のケアにスポーツ観戦は欠かせないものだ。テレビの前で、思いっきり声を出して、ストレスを発散してはどうだろうか」

と結んでいる。

 

(リンク)

「高橋洋一『ニュースの深層』」(2021年7月26日)

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85559

 

蓮舫参議院議員公式Twitter

https://twitter.com/renho_sha/status/1419155844952854530

 

松井一郎大阪市長公式Twitter

https://twitter.com/gogoichiro/status/1419237008015167490