自民党の牧原秀樹衆議院議員(50)がTwitterで、「オリンピック中止派はどんな気持ち?」などと呟き「炎上」、当該tweetを削除する、という騒動があった

牧原議員はNNJニュースでも紹介した高橋洋一嘉悦大学教授(61)のコラム、「東京五輪、やはり開催してよかった」にリンクを貼って呟いた。高橋教授がターゲットにしたのは中止派のメディアと野党議員。牧原議員は国民に向けて発したと捉えられた。オリンピック開催直前まで、国民の約半数は開催に「反対」だったからだ。

開催してよかったと心から思っています

牧原議員は2021年7月26日、

「高橋洋一先生のコラム。私もオリンピックを開催してよかったと心から思っています。中止を声高に主張されていた方は今どういうお気持ちなのでしょうか、と少し気になります。あ、朝日新聞社主催の夏の甲子園大会もやってくださって感謝しています」

と呟いた。これに批判が集中し「炎上」。牧原議員は当該tweetを削除することになった。高橋教授のコラムは、26日のWEB「現代ビジネス」、「東京五輪、やはり開催してよかった…『中止』を訴えてきた野党とマスコミの『今後』」。このコラムにも批判はあったが、ターゲットにしたのはタイトルにあるように「野党とマスコミ」。記事内では朝日新聞、毎日新聞の紙面が金メダルを素直に喜べず、暗い感じになっている。立憲民主党の蓮舫議員が金メダルを祝うtweetをしたところ、「中止を呼び掛けていただろ」のような批判が起きた、というものだった。しかし、牧原議員のtweetは国民に向けたものだと解釈された。オリンピック開催前まで国民の約半数が開催反対だったからだ。(朝日新聞が7月17、18日に実施した電話調査では、賛成33%、反対55%)

中止を主張した国民を馬鹿にし、炎上し、ツイート削除

牧原議員のTwitterには、削除後もこんなリプが投稿されている。

「お前は何もしてないし、関係ない。便乗すんな」

「中止を主張した人は感染症急増がわかっているから主張したのであって、それをこんなツイートで煽った挙句、懸念通り最多感染者数を記録したらツイートを消してシレッと『ご不安に少しでも寄り添う委員会になれば』とは、どういう了見なんですか?」

「『五輪開催して良かった』とツイートし、 中止を主張してた国民を馬鹿にして、炎上し、過去最多の感染者が発表されると無かったかのようにツイート削除して、呑気に金メダルツイート。一番嫌われる行動だね!」

東京都の27日の新たな新型コロナ感染者数は2848人。直近7日間の1日平均は1762人で、前の週より49.4%増えた。この事態が「中止派はどんな気持ち?」発言で感情が逆なでされたようだ。また、開催を反対していた国民は半数いて、その人たちに向けた言葉だったら国を「分断」させようとするあるまじき行為だ。そうやって国民を煽るならば、来たる衆院選では比例を含め自民党には絶対に投票しない、と騒いでいる人もいる。

 

(リンク)

牧原秀樹衆議院議員Twitter

https://twitter.com/hmakihara

 

牧原議員が削除したtweet

https://i.imgur.com/6asKPtt.jpg

 

NNJニュース

オリンピック反対派の今。高橋洋一教授「朝日、毎日の紙面は暗いし、蓮舫さんは意味不明な言い訳」

https://nnjnews.net/?p=3985