内閣官房参与の高橋洋一嘉悦大学教授(65)が2021年5月24日、内閣参与を辞任した。

日本の新型コロナ感染者のグラフを「さざ波」と表現し、「大炎上」した際に「内閣官房参与を辞めてもいい」と発言していた。話をでっち上げられ「こんなくっだらない事」で批判されるならバカらしくてやっていられない、という意味だった。「屁みたいなもの」発言は、これでどんな反応が来るのか確かめてみた、という意味合いが強かった。

「さざ波」発言の時に辞任を模索した?

「さざ波」の時は日本の「感染者」数グラフの推移を表現した言葉。そして医師で元厚労省医系技官の木村盛世さん(56)がよく使う言葉で、高橋教授はそれを引用した。ところが話がでっち上げられ「コロナで死んだ人への冒涜だ」との議論が高まり「大炎上」した。高橋教授は相当腹を立てていて、グラフの説明が英語だったため「英語が読めないのか」「調べもせずに条件反射で攻撃してくる」などと2021年5月10日放送の「文化人放送局」で発言。前川喜平元文部科学事務次官(66)がTwitterで、

「国会で真意を質すべき」

と呟き、政界でも高橋教授の「辞任」や「クビ」を指摘する声まで出た。高橋教授は同番組で、

「辞めろっていう人もいるんでしょ?辞めていいんだけどさ、こんなもんは。くっだらない話だしさ」

と語った。

「参与のくせに」と発言をでっち上げられる

結局は正しい事を言おうが、どんな表現をしようが「参与のくせに」というものが付いてくる。しかも、発言内容をでっち上げられて叩かれる。だから「くっだらなくてやっていられない」となった。

今回の「日本の緊急事態宣言なんて『屁みたいな』もの」というTwitter(5月21日)での発言は、世間の反応を確かめるためだったと考えられる。「さざ波」の時と同じような反応だったため、「くっだらなくてやっていられない」と辞任したようだ。

「さざ波」の時と同じように5月24日夕方から放送の「文化人放送局」で高橋教授が辞任理由を説明するかと思われたが、高橋教授は出演しなかった。

 

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(リンク)

高橋洋一Twitter「お詫びします」

https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/1396682994362978305