内閣官房参与の高橋洋一嘉悦大学教授(65)がTwitterで「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と呟き、新型コロナウイルスで亡くなった方々の人命を軽視しているとバッシングを受けている問題で、高橋教授は2021年5月10日放送のネット番組「文化人放送局」に出演し、参与をクビにすべきだという論調に対し「辞めていいんだけどさ、こんなもんは。くっだらない話だしさ」などと語った。
「死亡者?英語で『感染者』って書いてるだろ」
高橋教授は番組冒頭一人で「炎上」の経過説明をし、のちに作家の門田隆将さん(62)、医師で元厚労省医系技官の木村盛世さん(56)の3人で対談した。
まず高橋教授は、亡くなった方々を「さざ波」と言い軽視している、とする人がいるけれども、Twitterに出したグラフは「世界各国の感染者数」であり、
「ちゃんとそれは英語で(グラフに)書いてある。それを読まないで条件反射で書くからそうなる」
とした。日本の感染者の推移グラフはどう見ても「さざ波」。実は「さざ波」というのは木村医師がよく使う言葉で、それに影響されて書いた。自分が言い出したことではないため「」付きにした。「笑笑」と笑ったのは死者に対してではなく、こんなに感染者が少ないのに五輪を中止しようなどと言えば世界中から笑われる。それだけでなく、IOCの怒りを買い数千億円の賠償金の支払いと、今後二度と日本で五輪が開催できなくなるからだ、とした。
「官房長官の会見に出たらまた言いそうだよw」
門田さんとの対談の中で、高橋教授のTwitterについて10日、加藤勝信官房長官(65)に記者から質問があり、また、前川喜平元文部科学事務次官(66)がTwitterで「国会で真意を質すべき」と指摘した、という話題になった。高橋教授は、
「辞めろっていう人もいるんでしょ?辞めていいんだけどさ、こんなもんは。くっだらない話だしさ」などと語った。門田さんが、
「明日の官房長官の会見に出たら?」
と勧めると、
「行ったらまた言いそうだよ。『さざ波』より、もっと低いじゃないかって」
と語った。途中から木村医師が参加。木村医師が「さざ波」は自分が言い始めたものだとし、
「高橋さん、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。年中言っているから、年中地上波でも言ってるつもりなんだけど」
と、この言葉が浸透していなかったことに残念な表情を浮かべた。
(リンク)
「文化人放送局」5/10(月) 275 一般ライブ【高橋氏釈明】
https://www.youtube.com/watch?v=RDhcXK1mKIg
高橋洋一教授Twitter