人気洋菓子ブランドのパクリ騒動　組織ぐるみの「犯行」だった　謝罪文に「他社のケーキ写真を持ち寄り企画」

【拡散希望】フランスの老舗ブランド「ベイユヴェール」の日本ショップで、私やスタッフが作ったケーキに酷似したケーキが販売されましたーーーフラワーケーキデザイナーの「ゆき」さんがTwitterで訴えていた問題で、同ブランドの運営会社が模倣を認め謝罪した。商品は販売停止、回収するというが、ネット上の怒りは収まっていない。「ゆき」さん以外のパクリも多数あるはずだとし、パクリ探しが始まっている。そもそもこの会社、デザインは他者のケーキ写真を持ち寄り、企画していたからだ。

「パクって楽しいか？？？？？？」

「ゆき」さんは12月8日、Twitterで、

「フランスの老舗ブランド『ベイユヴェール』の日本ショップで、私やスタッフが作ったケーキに酷似したケーキが販売されました。パクリといいたくないけど参考にされたことがわかるくらい配置がまるまる一緒で、ひとつひとつ時間かけて作品作りしてる身としてはとても悲しいことでした」

と【拡散希望】で投稿。自身の作品と「ベイユヴェール」商品の比較写真をアップした。9日に同ブランドの運営会社に電話をしたところ、「酷似している」ことを認め、「事実確認するのに1週間ほしい」と言われた。ネットでは「ベイユヴェール」に対し、対応が遅く「ゆき」さんに失礼だと批判が噴出。公式Instagramには、

「パクって楽しいか？？？？？？盗作野郎」

「パクリ企業・ベイユヴェールでは絶対買わないよう気を付けよう」

「まさかパクリだったなんて。客に対する冒涜ですよね」

などの批判が書き込まれることになった。

写真を見て似せたら模倣になった

15日に出した「ベイユヴェール」の運営会社ティーケーシン、ベイユベールジャパンの謝罪文はこんな具合だ。

「弊社内で確認・調査をおこないました結果、弊社が制作、販売した商品はゆき様のデザインの模倣であることが判明いたしました」

「ゆき」さんに心よりお詫びをするとともに、当該商品を直ちに販売停止、既存商品はすべて回収して廃棄するとした。なぜ模倣したのか。企画担当者が持ち寄ったイメージ写真に「ゆき」さんの作品が含まれていた。「理想的なもの」だったため、これを目指すうちにほぼ模倣になった、とした。今後は他者のケーキ作品を一切参考にしないと書いている。ということは、模倣は組織ぐるみの「犯行」。他者のケーキの写真を持ち寄って真似るシステムだから、「ゆき」さん以外の模倣がこれまで多数ある、と考えられる。ネット上では他のパクリ探しが始まった。