河村市長が噛んだ「金メダルの交換を検討」五輪組織委の中村英正統括が発言。ただし、後藤投手の気持ち次第

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の中村英正統括(53)がテレビ出演し、河村たかし名古屋市長(72)がソフトボール日本代表の後藤希友投手(20)の金メダルを噛んだことに触れ、「後藤投手が金メダルの交換を望むのなら検討したい」と語った。

中村統括「周りがちょっと騒ぎすぎな気も」

中村統括が出演したのは2021年8月8日放送のフジテレビ系報道番組「日曜報道　THE　PRIME」。名古屋市出身の後藤投手が河村市長を表敬訪問した8月4日、河村市長から金メダルを首に掛けて欲しいと言われ従ったところ、河村市長は何の断りもなくいきなりマスクを外し、金メダルに齧り付いた。これが日本中を巻き込む激しい批判へと発展した。番組では冒頭、「組織委員会は交換をしないと発表」と説明。中村統括は河村市長の行為は適切ではなかった、と語り、

「周りがちょっと騒ぎすぎているような気もします。まず、金メダルは後藤選手のものですので、後藤選手ご本人がどう考えているのか」

としたうえで、

「もし交換を望んでいるというのであれば、金メダルですので、IOCと組織委員会できちんと相談をするという事にしたいと思います」

とした。