内閣官房参与の高橋洋一嘉悦大学教授(65)のTwitterが「炎上」中だ。世界主要国の新型コロナウイルス感染者数の毎日の推移を示すグラフを出し「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と呟いた。これが感染者を侮辱している、というのだ。
「さざ波」は「細かに立つ波」「心の小さな動揺」
グラフを見ると、確かに他国は感染者数が大きく上下している。日本は地を這うくらいの変化しかない。「さざ波」という言葉を辞書で調べると「細かに立つ波」「心の小さな動揺」とあり、特に差別用語ではなく、グラフを表現する時にも使われる。おそらく、五輪中止を叫ぶ人たちから反感を買い、攻撃されている、ということのようだ。
高橋教授のTwitterには、
「義父の弟がコロナで亡くなりました。 最後に会うこともかないません。沢山の人を傷つけるメッセージの最後に、笑笑とつける意味がわかりません」
「人一人一つしかない大切な命を『さざ波』ってよく言えたな。しかも最後に笑笑で終わるって頭おかしいな。 最後に会うことも叶わなかったご遺族の方々の前でも笑ってられるんか」
ジャーナリストの松浦晋也さん(59)は、
「『自分は別腹』の典型例。そのさざ波の勘定に自分が入る可能性を想像できないと、こういうことを言ってしまう。そのさざ波は海の波ではなく、人の命でできているのだ」
国同士を比較してんのに個人を出してくんな!
お笑い芸人のラサール石井さん(65)は、
「人が一日で百人以上死んでいるのに、「さざ波」というのか。一つ一つが人の命だ。海外に較べて少ないからと言って何の意味がある。 戦争で若者が一万人しんでもきっと『さざ波』と言うのだろう」
とした。一方で、
「感情論じゃなくて… データを世界基準で見るとその波がさざ波って言う話でしょ!」
「インフルエンザで毎年1万人以上が亡くなっているが、それが理由で五輪中止になることはない。日本では同レベルである感染症で五輪中止だと言っているコロナ脳に対して笑っているのことぐらいわからない馬鹿の書き込みが多くて笑える」
「あと国同士を比較してんのに個人を出してくんなと」
といったリプもある。
(リンク)
高橋洋一教授のTwitter
https://twitter.com/YoichiTakahashi
高橋教授が使ったグラフ
https://twitter.com/YoichiTakahash
i/status/1391207118502383621/photo/1
ラサール石井さんのTwitter