毎日新聞が2021年7月3日に配信したコラムにネット上で激しい批判が起きている。東京五輪に韓国の文在寅大統領を迎えて「温かい対応を示してほしい」「懐の深さを示して欲しい」、と菅義偉首相に要望する内容だ。
韓国といえばコロナ禍前から東京五輪に関する嫌がらせ(放射能ポスターの制作と配布、IOCへの直接交渉など)を次々に展開、ここに来て「ボイコット」まで叫び出した。文大統領の五輪来日などもってのほかで、こんなに韓国寄りの記事を書くのはなぜなのか、という批判だ。
大統領が開会式に出席すれば冷えた関係も雰囲気が変わる
記事のタイトルは「韓国で『ボイコット論』も浮上、東京五輪で日韓関係はどうなる?」。書いたのは坂口裕彦ソウル支局長だ。
要約はこうなる。韓国で、日本は五輪を開催できるのか?と聞かれるとこう答えている。日本の政治状況から無観客でも開催するだろう。日韓に歴史問題はあるものの、
「文在寅大統領が開会式に出席したら、冷え込んでいる日韓関係も少しは雰囲気が変わるのではないでしょうか。五輪は平和の祭典ですから」
五輪組織委員会がHPに竹島を表示したとして、韓国の元首相らが「五輪ボイコット論」を唱えた。
「要は、『 (来年3月の)大統領選向けのポジショントーク』だったということだ」
主要7カ国首脳会議で菅義偉首相と文大統領は会談をしなかった。一方で、文大統領は2015年の慰安婦問題日韓合意を認めていて、徴用工問題も「望ましくない」との認識を示した。日韓関係が冷えた状況だからこそ、文大統領にぜひ訪日をおすすめしたい。
「菅首相には、文氏が訪日した際には、首脳会談の有無はさておき、G7サミットの時よりは温かい対応を示してほしい。世界中の耳目を集める平和の祭典での大人びた対応は、日本の『懐の深さ』を示す場となるからだ」
と書いている。
これにネットで、
「韓国のボイコット大歓迎ですが、何か?」
と激しい反発が起こった。
五輪開催を徹底的に邪魔してきたのになぜ参加するんだ?
ネットの掲示板を色々見ても、文大統領に東京五輪を機会に訪日してほしい、といった書き込みは発見できなかった。むしろ、韓国には関わらない方がいい、無視が一番!、出来れば直ぐにでも断交したい、といったものばかり。毎日新聞のこの記事は韓国寄り、いったいどこの国の新聞なのか、誰に頼まれたのか、といった激しい批判が展開されることになった。掲示板には、
「毎日さん、韓国の意見ばかり採用するのはやめてください。日本人の意見も聞いてあげて日本の新聞でしょ?」
「日本がいくら『懐の深さ』を示しても韓国は『日本が誤りを認めて屈服した』としか思いません」
「今日の日韓の軋轢の原因が、ウソ、偽り、約束破り常習犯の韓国にあることがはっきているのに、何を言っているんだ」
「そもそも五輪開催を徹底的に邪魔してきた奴らがなぜ五輪に参加するんだ?」
「日本人は韓国がやって来た過去の事実を絶対に許さず、これまでの軟弱外交を一掃し、約束を破る相手には今後容赦しない姿勢を全面に出すべきです」
といったことが書きこまれている。
(リンク)
毎日新聞「韓国で『ボイコット論』も浮上、東京五輪で日韓関係はどうなる?」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2704515671232aee344e949d0ab6f8c34dd2053