新型コロナワクチン接種後に39人が死亡、厚労省は「ワクチンとの因果関係は判断できない」

厚生労働省の発表によれば、2021年２月 17 日から５月７日までの新型コロナウイルスのワクチン接種後に死亡した人は39人になった。うち28人までワクチンとの因果関係が調べられ、全員について「評価できない」となった。

ネット上では、被害救済制度で死亡者には4420万円の一時金が支払われるため、国はそれをケチって因果関係を認めないのだろう、との議論が起こっている。

接種4日後にくも膜下出血など脳出血が起こった

厚労省の発表によれば、5月13日時点の累計接種回数は559万回で、少なくとも1回接種したのは402万7333人、うち2回接種は156万6103人となった。接種後の死亡者は年２月 17 日から５月２日までに28人。5月3日から7日までは11人で計39人。ワクチンとの因果関係については「ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの」「ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの」「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの」の3つの評価があり、先の28人全員が「因果関係が評価できない」、

厚労省のワクチン安全対策調査会は12日、死亡者全員の死亡に至るまでの詳しい事例を報告した。その中には、看護師の女性(26歳)がいて、基礎疾患は無く通常どおり病院勤務していたが接種から4日後の３月23日、くも膜下出血など脳出血が起こりそれが直接死因となった、となっている。片頭痛を持つ26歳の男性は、４月8日に１回目を接種し５月３日に自宅で心肺停止状態となり家族に発見された。心肺停止から病院への搬送までに時間が経ってしまったため検査などができておらず、情報不足のためワクチンとの因果関係は判断できない、と書いている。

ワクチンで死ぬならコロナで死んだ方がマシ

掲示板「5ちゃんねる」では「政府『ワクチン打って死んだら4000万円支払います！』⇒接種後に28人死亡⇒政府「うーん､28人ともワクチンとの因果関係は評価不能！」といったスレッドが立って盛り上がっている。これは2月19日の朝日新聞「ワクチン接種で死亡したら4420万円支払い厚労相」の記事と、厚労省発表の「接種後の死亡例」を元に議論しているもの。

そのスレッドには、

「どういうケースなら『因果関係が否定できない』という判断になるんだ？全部判断不能にしかならないじゃん」

「原発事故、薬害エイズ、肝炎、4大公害…この国が自民党が被害者に対してどういう対応をしたか歴史を勉強しよう」

「そろそろ『ワクチン打って死んだ奴は売国奴！』キャンペーンを始める頃かな」

などといった書き込みが出ている。ただし、問題はワクチンが本当に安全なのかどうかであり、

「ワクチン打つのも命懸け」

「ワクチンで死ぬ（人為的）ならコロナで死ぬ（自然淘汰）の方がマシ」

といった意見もある。

(リンク)

「接種後の死亡原因など」(厚労省発表)

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778304.pdf

朝日新聞「ワクチン接種で死亡したら4420万円支払い厚労相」