ホリエモンこと堀江貴文さん(48)が2021年5月10日、落語家の立川志らくさん(57)をTwitterで「連続攻撃」した。志らくさんがラジオ番組で「ホリエモンから『あいつ』呼ばわりされた」と語ったことが発端だった。ホリエモンは今でもあのことが「肝 (きも) に据えかねる」出来事、のようである。
「おまえこそ全く関係ない俺を事情もよく知らねー癖に」
志らくさんは10日、ニッポン放送のラジオ番組「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」に出演した。辛坊さんが太平洋横断の旅に出ているため、そのピンチヒッターだった。生意気な後輩の話になり、その後輩は志らくさんのことを「あいつ」と言った、というところで、
「ホリエモンにも一回言われたことがある」
と語った。ホリエモンが広島県尾道の餃子店とマスク着用でトラブルになったことを取り上げ批判したところ、ホリエモンからSNSで、
「あいつは昔からひねくれたことしか言わない」
と言われた。でも、ホリエモンはゆるキャラだから腹が立たない、と語った。
これに激怒したのがホリエモンだ。
ホリエモンは10日、志らくさんのラジオでの発言を掲載したスポーツ紙(Yahoo!ニュース)をTwitterにリンクさせ、
「おまえこそ全く関係ない俺を事情もよく知らねー癖に批判したから『あいつ呼ばわり』したんだけどな。攻撃されなきゃ俺も知らん人攻撃なんかしない」
「そもそも志らくなんて俺批判されなきゃ名前も顔も知らん人」
「そうやって誤魔化すのは卑怯。明らかに攻撃」
などと志らくさん批判を連投した。
何があったのか。
餃子店騒動に油を注ぎホリエモンを悪に仕立て上げた
志らくさんが語ったホリエモンの餃子店とのトラブル。実は両者は和解をしていた。それを意図的に引っ張り出し油を注ぎ「炎上」を継続させ、さらにホリエモンを悪者にしたのが志らくさんが司会のTBS系情報番組「グッとラック!」だったからだ。
昨年の9月、両者はSNSを通じて激しいバトルを展開。ネットではホリエモンに批判が向けられた。ところが9月30日のミュージカルの記者会見でホリエモンは、
「僕は行きたいんですよ、あの店(餃子店)。メチャクチャ美味しそうで、あの餃子を通販で買えるなら買って食いたい」
と語り、カメラに向かって「みなさんも食べに行ってください」とした。翌日、餃子店店主はホリエモンの会見を見て「これで終了します」と、事実上の和解宣言をした。
ところがこの日から、「グッとラック!」は「ホリエモンに閉店へと追い込まれた店」スタイルのキャンペーンを開始する。
「ひろゆき」と絶交することになった番組
ホリエモンが一番頭にきたという企画は、この餃子店を救うためのクラウドファンディング。仕掛けたのは番組コメンテーターで実業家の「ひろゆき」(44)。これをきっかけにホリエモンは「ひろゆき」と絶交をする。番組はホリエモンを悪者にし、救世主は「ひろゆき」という構図。志らくさんは2月25日の放送でこんなことを言った。
「ひろゆきさんがやったことを、ホリエモンがやればよかったんだよ本当は。そうしたらかっこよくて株が上がった」
これがホリエモンの言う「あいつ、事情もよく知らない癖に」ということに繋がっていく。志らくさんにとってみれば「グッとラック!」はもう終了したし、そこで扱っていたホリエモンはゆるキャラだったのかもしれないが、ホリエモンの腸は今でも煮えくり返っている、ということなのだ。
(リンク)
堀江貴文Twitter