寿司チェーン店「くら寿司」が公式Twitterで2022年4月19日、カレーの新商品「あぶりチーズポークカレー」をに紹介したところ、大炎上した。

というのも、文春オンラインが4月20日、山梨県甲府市の「無添くら寿司」店舗の店長が、パワハラを受け店の駐車場の車内で焼身自殺を図った、との報道があったからだ。「炙り」はタイムリー過ぎて気持ちが悪いし、自殺した従業員やその関係者への配慮が無さすぎる。今すぐこの広告は削除すべきだ、などの批判が起きた。

「香ばしく炙りました」

文春が4月20日に報じた内容は、30代の男性店長が1日早朝、店の駐車場に置いた車の車内に火を放ち焼身自殺した、というもの。原因は同期入社の上司からパワハラを受け、追い詰められたためと書いている。くら寿司サイドはパワハラを否定しているが、文春は決定的証拠を握っているとしている。

この報道があった前日の19日、くら寿司はTwitterに、

「ちょっと変わりダネ『あぶりチーズポークカレー』4種のチーズソースをかけて香ばしく炙りました」

と「炎」のマークを使って紹介。焦げたチーズが乗っかったカレーの写真をアップした。

こんなツイートする前にやるべき事がある

くら寿司の批判をしている人たちは、もともとはパワハラがあったことへの怒りからTwitterに訪れたようなのだが、それ以上に「香ばしく炙りました」の広告に仰天したようだ。

「よりによって『炙る』って……」

「社員が焼身自殺したのに『香ばしくあぶりました』バカなの?」

「削除した方がいいのでは? 見るたびに怒りが沸いて来ます」

「このタイミングで炙り寿司の宣伝とはご遺族の方が見られたらどう思われるかも考えなかったのでしょうか?こんなツイートをする前にまずやるべきことがあると思います」

といった批判が投稿されている。4月21日午後7時の段階でこのtweetは削除されておらず、従業員が焼身自殺したことについても同社の説明はない。

 

(リンク)

「無添くら寿司」公式Twitter

https://twitter.com/mutenkurasushi/status/1516325732544253952