北海道知床半島沖合で観光船が消息を絶ち、26人が行方不明になった事故。遭難で行方が分からなくなっている豊田徳幸船長(54)のFacebookが見つかったとネットで話題になっている。 

最後の投稿が2022年3月28日のもので、「ブラック企業で右往左往です」と書かれている。今回の事故、豊田船長の過失を問う動きがある一方、観光船の運航会社「知床遊覧船」の杜撰な運営があったとの報告もある。 

「人相が変わって来た!大丈夫ですか?」

豊田船長は3月27日にFacebookの扉の写真を、過去の自分の運転免許証を年齢順に並べたものに変更した。友人から、 

豊田さん、人相が変わって来た!笑 北海道での仕事は、大丈夫ですか?」 

と問われると、 

「ブラック企業で右往左往です」 

と返した。友人は、 

「豊田徳幸さん、す○社長みたいですね。船関係のいい仕事ありますよ。クルーザーの貸切船長ですが」 

と提案した。豊田船長はこれには答えなかった。 

家族説明会場、不誠実な対応に怒号が飛び交う 

 事故が起きたのは4月23日。地元の漁師は「船を出せる状況ではなかった」と語っている。もともとしける海であり、熟練でなければ船の操縦は難しい海なのだという。豊田船長が単身で知床に赴任したのは2年前。甲板員を務めた後、昨年から船長を任されていたという。もともとは水陸両用車のドライバーで、観光船の操縦には慣れていなかった。報道によれば、運航会社の「知床遊覧船」は船長の離職が相次いだため、豊田さんを船長に抜擢。1人で2隻を任され、かなり参っていたという。去年6月にはウトロ漁港を出港した直後に浅瀬に乗り上げる事故を起こし、乗客21人にけがはなかったが、豊田船長は業務上過失往来危険の疑いで書類送検されている。今回の事故は昨年の事故のあと、船の修復が不十分だったとの疑いも出ている。 

25日に「知床遊覧船」はメディアをシャットアウトし家族説明会を行った。この評判は非常に悪く、社長の態度が「話にならない」ほど最悪だったと報じられた。なぜ船を出したのかを問われると「検査したら問題なかったため」、なぜ引き返さなかったのかの質問には答えなかった。昨年の事故については「ちょっと軽傷で…」と小馬鹿にした態度を取った。説明会場ではその不誠実な対応に怒号が飛び交ったという。 

 (関連記事)

知床観光船事故 桂田社長が今度はクジラに責任押し付けた!!ネットで「それなら無線でそう言ったはず」

https://nnjnews.net/?p=7259

知床観光船事故 船上プロポーズ男性の家族が婚姻届を提出 北見市役所はどう対応すればよかった?

https://nnjnews.net/?p=7249

桂田社長「なにもかも全部、船長のせい」 知床観光船事故記者会見 記者団呆れ再度会見を要求

https://nnjnews.net/?p=7235

(リンク) 

豊田徳幸船長のFacebook 

https://www.facebook.com/noriyuki.toyoda.98