スマートフォン決済の「LINEペイ」。国内外の約13万件の決済金額などが漏洩し、インターネット上で一時閲覧できる状態になっていたことが分かった。委託先の韓国企業の従業員が誤ってデータを送信したのが原因と見られている。

現代朝鮮研究者で北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会「救う会」会長の西岡力さん(65)は、LINEは情報がダダ漏れのため韓国人は使っていない。韓国人から「何で日本人は使っているの?」と言われる、と語った。

韓国の国会でやったじゃないか

西岡さんが出演したのは2021年12月8日配信の「文化人放送局」。「LINEペイ」の国内外約13万件の決済金額などが漏洩した問題に触れ、

「LINEは韓国人は使っていないんですね。怖いって言ってる。僕らが使っていると『お前何やっているんだ!』と、『あれ漏れているんだぞ!』と。『韓国の諜報機関がみんな見てる』って。『韓国の国会でやったじゃないか』。ダダ漏れだから使わない。何で日本人はまだ使っているんだ?」

と言われる、とした。

阿比留記者「日本人の警戒心の薄さは凄い」

「LINE」の情報漏洩問題はかなり前から報じられていた。総合情報誌「FACTA」は2014年7月号で韓国の国家情報院(旧KCIA)が、「LINE」を傍受し、収拾したデータを欧州に保管、分析していることが明らかになった、と報じた。韓国には「通信の秘密」を守る法律がない。そればかりか、中国のIT大手テンセント(騰訊)に漏れている疑いがあるとした。朝日新聞は2021年3月17日に報じた「LINE個人情報保護、不備 中国委託先で閲覧可に 運用見直し、第三者委設置へ」で、2021年の新聞協会賞を受賞した。「LINE」が中国の関連企業にシステム開発を委託し、技術者が日本の利用者の個人情報にアクセスできる状態になっていた、というもの。日本貿易振興機構(JETRO)は3月25日にこの問題を取り上げ、韓国のサーバーに保管されている写真、動画、LINE ペイ決済情報など、全てのデータを9月までに日本に移管する旨の報道を公開した。ところが12月7日、「LINEペイ」の情報が委託先の韓国企業の従業員によって漏洩したことが発覚。改めて経営管理の在り方が問われるが、日本ではいまだに「LINE」を使った交流を官公庁を含め推奨していたりする。この日、「文化人放送局」に出演していた産経新聞記者の阿比留瑠比さん(55)は、

「日本人の警戒心の薄さって、凄いですよね」

と語っていた。

 

(リンク)

「文化人放送局」(2021年12月8日配信)

https://www.youtube.com/watch?v=XneM_WtpWBQ&t=260s