女子キックボクサーのぱんちゃん璃奈選手(27)が、2回目の新型コロナワクチン接種後アナフィラキシー症状が出た問題で、そのワクチンは、金属片が混入し使用中止になったものである可能性が浮上した。璃奈選手が自身のTwitterで告発した。璃奈選手は金属アレルギーがあるという。
ネットで「売名行為では?」といった批判が出たため、璃奈選手は唇や瞼が腫れ上がったアナフィラキシー症状時の写真をアップし、「お願いは検査をしてもらいたいだけです」と訴えた。
「異常があった報告は聞いていない」と言われた
璃奈選手は2021年8月29日、Twitterに自身のアナフィラキシー症状に関する文章をアップした。食物アレルギーがない自分にどうしてアナフィラキシー症状が出たのか、その原因を知りたいと思っていた8月26日、厚生労働省が米モデルナ製ワクチンに金属片が混入していたとし、約163万回分の接種を中止する、との発表を知った。中止するワクチンのロット番号を見たところ、自分が接種したものが含まれていた。
「私は金属アレルギーです」
不安になり、コロナ副反応対応に関する相談窓口に電話をしたところ、「ここではそういうの対応していないので、打った会場に電話して下さい」と言われた。会場に電話を掛けた結果、「それはただワクチンの副作用のものかもしれないからできない」「異常があった報告は聞いていないので、他の人にも同じように伝えています」(以上「」内は原文ママ)との答えで、体調が悪くなったら病院に行くように、検査代は自費、と言われたという。
自分は試合を間近に控えワクチンを接種したが、それが逆に不安材料となってしまい相談できる所がない。自分と同じ不安を抱えている人が他にもいる可能性があるだろうからこうした文章を書いた。
「お願いは検査をしてもらいたいだけです」
と訴えた。
食物アレルギー無いのになぜアナフィラキシーに?
璃奈選手はKNOCK-OUT BLACK女子46kg級王者で、2021年9月19日に「RIZIN.30」(さいたまスーパーアリーナ)での試合を控えている。8月22日に2度目のワクチン接種を終えたその夜に熱が上がり、体の麻痺、苦しさ、顔面の腫れ、湿疹が出た。夜中に救急車を呼び病院でアレルギーを抑える点滴打ったことで顔面の腫れ以外は収まった。診断はアナフィラキシー。食物アレルギー、持病は無い。接種前は体に気を付けしっかりと食事をし、減量もしていない。そんな自分がなぜアナフィラキシーになるのか、璃奈選手はTwitterで不思議がっていた。
(リンク)
ぱんちゃん璃奈公式Twitter
https://twitter.com/panchanrina/status/1431655677362012163
ぱんちゃん璃奈選手の告発