秋篠宮さまは2020年11月30日の55歳の誕生日を迎えられた記者会見で、長女の眞子さまと大学時代の同級生・小室圭さん(29)との結婚について質問を受け、「結婚することを認める」と答えた。
一方で秋篠宮さまは、2人の結婚に「決して多くの人が納得して喜んでくれている状況ではない」とし、それは眞子さまも恐らく同じ気持ちだとした。そして「婚約と結婚は違う」と言ったことで、皇室として眞子さまとの決別ではないか、と考えている人もいる。
結婚を認めるのは「話し合いを含めて」のこと
眞子さまは11月13日に宮内庁を通じて「お気持ち」を公表し、結婚への強い意志を示された。これについて秋篠宮ご一家を補佐する最側近の皇嗣職大夫が「秋篠宮ご夫婦が眞子さまたちの気持ちを尊重された」と説明した。記者はこの「お気持ちを尊重」とは何か、を質問したのだ。それについて秋篠宮さまは、
「結婚することを認めるということ」
と語った。報道はこれをクローズアップしネットが大騒ぎになったが、後に続くお言葉を聞くと、そんなに短絡的なものでないことが分かる。
つまり、秋篠宮さまは憲法上の話をしただけ。
「今後の予定、見通しなどについては追って考えていくということになると思う」
さらに、
「決して多くの人が納得して喜んでくれている状況ではないと思っている。そのことは娘も恐らく同じ気持ちを持っていると考えている」
「(結婚を)認めるというのは話し合いを含めてのこと」
とした。一年前の誕生日の記者会見で、多くの人が納得し喜んでくれる状況を作ることが結婚を認める一つの条件としたが、その条件に全く対応していないとは言わないが、
「ただ、それが見える形になるのは必要」
と語った。そして意味深な言葉を述べた。
「結婚と婚約は違う。結婚については確固たる意志があれば尊重すべきだ」
竹田恒泰「これで眞子親王が全て責任を背負う形になった」
こうした会見を受け、明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰さん(45)が30日放送のネットニュース番組「虎ノ門ニュース」に出演し、秋篠宮さまの思いを解説した。
竹田さんはまず、自分は2人の結婚についてずっと反対してきたし小室さんに対し眞子さまから「手を引くように」とテレビで何度も訴えてきたが、それが実らなかった。
「相手がああいう方ですし、結婚の流れに行くでしょうね。KK(小室さん)のお母様も付いていますしね。何があっても食らい付いて放すな!」
と語った。
秋篠宮さまについては、
「記者は秋篠宮さまにこんなに苦渋に満ちたお言葉を求めた。本人たちが結婚するというのであればダメとは言えない。選択肢は無かったんですよ。結婚するな!と言ったならば皇室へのバッシングが鳴り止まない」
そして、秋篠宮さまは、天皇皇后両陛下と皇室を守ったのだという。それが「結婚と婚約は違う」という談話だ。これによって皇室と眞子さまを切り離す決意が見えるのだという。
結婚の場合は眞子さまが皇室を離脱して結婚届を提出すれば成立するが、婚約は別だ。皇室の婚約は結納の起源となった「納采の儀」が行われる。つまり天皇皇后両陛下を含め皇室が結婚を認めそれを祝うことになる。そうなると国民の多くが反対している小室さんとの結婚を認めたとして皇室バッシングが起こり、天皇皇后両陛下も批判に晒される。
秋篠宮さまの「結婚と婚約は違う」というお言葉によって、
「これで眞子親王が全て責任を背負う形になった。そして結婚したご当人同士が責任を負う」
と竹田さんは述べた。
眞子さまと小室さんの結婚で吹っ飛ぶ皇室2つの新制度案
また、眞子さまと小室さんの結婚によって、皇室の2つの案が無くなるとも語った。それが「女性宮家」と「皇女」制度だ。「女性宮家」というのは例えば眞子さまが秋篠宮家の当主になること。そうなれば眞子さまが天皇に即位することも可能になり、また、小室さんとの間に生まれたお子様が天皇に即位することもあり得る。小室さんが天皇の夫だったり天皇の父親になることを想像すれば、国民がそれをどう思うのかがリアルに「女性宮家」案の廃止につながるとした。「皇女」制度も同様で、今は女性皇族が結婚した場合は皇室の身分から離れるが、新制度の案では「皇女」という新しい呼称が贈られ、特別職の国家公務員として皇室の仕事を行う。
「皇室の御公務はご夫婦そろって、というのが基本スタイルですので、そこにKKが出て来る」
そうしたことを考えれば、この2つの案に賛成する人は居なくなるだろう、というのが竹田さんの見立てだ。
(リンク)
全ては 小室が悪い! by 竹田恒泰氏
https://www.youtube.com/watch?v=Jq-U6FD9RFg