内閣官房参与の高橋洋一嘉悦大学教授(65)がまたもやぶっこんで来た。「日本の緊急事態宣言なんて『屁みたいなもの』」というのだ。
「さざ波」発言と同じように、今回も「コロナで亡くなった人を屁と言っているのか!」「あなたは人間のクズですね」などと批判が出て、極左系とされる新聞もこれを取り上げ叩き始めたが、高橋教授はその反応を楽しんでいるようにしか見えない。ただそれが吉と出るか凶とでるか分からない。
東京が緊急事態宣言下でも五輪は開催する
「屁みたいなもの」発言は「さざ波」と同じように東京オリンピック開催に触れて飛び出した。2021年5月21日に高橋教授はTwitterで、ロイター通信の記事にリンクを貼った。記事には、
「IOCのコーツ調整委員長は21日、東京が緊急事態宣言下でも今夏の大会を開催する考えを示した」
と書いている。高橋教授は、
「選手などだけ来日で一般国民とは非接触なので感染拡大要因にならないのに、誰が反対するのだろうか」
と呟いた。つまり、開催を反対する人がいたらそれはおかしい人、という意味だ。続けて、
「日本の緊急事態宣言といっても、欧米から見れば、戒厳令でもなく『屁みたいな』ものでないのかな。『屁みたいな』とは日本の行動制限の弱さとの意味」
とし、世界の感染状況や対策をレポートしているサイト「COVID-19: Stringency Index – Our World in Data」のグラフ表を出した。これも先の「さざ波」の時と同じ手法だ。グラフは学校や職場の閉鎖、旅行禁止など9つの分野で割り出した「行動制限」が示されていて、先進国で日本は最低、つまり行動制限が「緩い」となっている。行動制限が緩いのに感染者の数は他国に比べ圧倒的に少ない。オリンピックの中止を言うのはバカげている、というわけだ。
批判されたのかも分からないバカの極致!
高橋教授のTwitterには、「屁みたいな」という言葉遣いに対する批判のほか、
「いう必要がないんだと自覚できていないことが地頭が悪いと言われていることがわからないんだろう。あなたも」
「なんの反省もしてないどころか、何故に批判されたのかも分からないバカの極致!」
「さざ波笑笑を薄めてごまかす為だけにしたツイートだな。見え見えで恥ずかしすぎるわ(笑)」
といったリプが書き込まれている。しかし前回の「さざ波」騒動に高橋教授は相当に腹を立てていた。日本のコロナ感染者数の日々の推移グラフを「さざ波」と言ったのに、「コロナで死んだ人への冒涜」と揶揄され大批判を受けたからだ。グラフの説明は英語で書いているから「英語が読めないのでは?」「何を書いているのか調べもせず条件反射で攻撃」「本当にくっだらない話し」などと各所のYouTubeチャンネルで話していた。そのため今回はわざと『屁みたいな』を持って来たと考えられる。高橋教授にとってこれは、「さざ波」で批判してきた人たちに対する挑戦で、「宿題」をやってきたかどうかを調べるものなのだろう。高橋教授はそれを楽しみにしているが、極左系とされる新聞もこれを取り上げ叩き始めていて、高橋教授の思惑通りになるのかはまだ分からない。
(リンク)
高橋洋一公式Twitter
https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/1395725868966694914