小池百合子都知事が、「東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議」に2021年8月12日に出席。感染対策として「お買い物は3日に1回程度に減らして欲しい」と発言した。SNS上で「都民の皆さん、これでいいんですか?」などといった感想が出て、都民のみならず国民感情を逆なですることになり、バカにしている、などと激しい批判が起こっている。
都民にとっては、昨年と同じことを言った小池都政の無策ぶり。そして、東京オリンピックとは何だったのか、という疑問も出た。
「少人数、短時間でお済ませいただきたい」
会議に出席した小池都知事は、感染対策をしている「東京iCDC」の話として、現在のデルタ株の感染力は従来型の2倍強くなっている。人と人との接触を徹底的に減らすことが必要、とした。不要不急の外出、旅行や帰省の中止、延期をお願いする、とし、人流は今回の緊急事態宣言開始時の約5割に削減する必要があるため、
「毎日いらしているお買い物、三日に一回程度に減らして欲しい。そして、またそこもですね、少人数、短時間でお済ませいただきたい」
と語った。
これについてSNS上では、「買い物の回数まで規制をするのか?」といった驚きが広がり、「都民の皆さん、これでいいんですか?」といった呼びかけも出た。実は、三日に一回というのは昨年の緊急事態宣言でも要請している。Twitterには、
「去年と全く同じこと言ってる」
「この期に及んで、1年半前と同じようなことを言い始めた」
「一歩も進歩してない…どころか後退するばかり…買い物を控えるだけで良いんですか?国民には求めて都知事は何をしてくれるの」
とのtweetが出た。
「結局、市井の人々の生活を知らないんですよ」
というのも、「三日に一回」を実践した結果、逆に店内が密になったのだ。一人で運ぶのが困難な量のためスーパーへの付き添い人数が多くなり、滞留時間が長くなり、混む時間帯は変わらず、レジ前の行列が長くなり、レジ対応と商品補充で店員が疲弊する最悪の事態だ。こんな意見も出た。
「少しでもマトモな感性があったらこんな逆撫でするコメントは出さないだろ」
「もう国民をバカにしてその反応を面白がってるっていう段階なんだろうな」
「毎日毎日、朝から晩までオリンピックやっておいて、生活に必須の買い物は3日に1回だ?いいかげんにしろよ」
「結局、市井の人々の生活を知らないんですよね。経験値がないから、何を言っても所詮は机上の空論になってしまう」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
(リンク)
第58回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(令和3年8月12日13時00分~)