四国放送(徳島市)は、同社の公式ツイッターに「地獄へ落ちろ、カス」などと公明党と山口那津男代表(69)を侮辱する投稿をした同社ラジオ局の50代社員を懲戒解雇にしたと2022年1月19日に発表した。ネットでは酷いツイートだと批判が出る一方で、「懲戒解雇にするほどの案件か?」といった疑問も出た。
リンクは公明党案の子供への10万円支給記事
このツイートは、朝日新聞デジタルの2021年12月20日の記事「『公明党の言った通りになったと言われる』10万円給付で山口代表」という記事にリンクを張って投稿された。衆院選の公約だった、18歳以下の子どもに対する10万円の給付が決まったという内容に、
「後出しジャンケン。膨大な費用を『当たり前』と言った口でよく言うわwww。早く一族郎党ともに地獄へ堕ちろ、カス」
と投稿した。写真は山口代表が写っていた。そして、「公明党って要らないよね」「山口那津男の一族郎党に厳格な仏罰を」というハッシュタグが付いていた。
投稿は50代社員、自分のアカウントと間違える
四国放送は、山口代表をはじめ公明党を一方的に貶めるような内容の投稿が公式アカウントで行われた。投稿したのはラジオ局所属の50代社員で投稿権限を持っていた。個人のアカウントに投稿しようとしたところ操作を誤った。その個人アカウントでも政治的中立性・公平性を著しく欠く投稿を繰り返していた。放送局の信用・信頼を棄損しかねない極めて不適切な言動であり、今年1月4日付で懲戒解雇処分にし、社長及び管理監督責任のある上司を減俸処分とした。
「不偏不党であるべき放送局の信用を揺るがしかねないものです。このような事態を防ぐことができなかったことは痛恨の極みであり、山口代表はじめ、公明党、関係者の皆さま、県民の皆さまに、社としてあらためて謝罪し、心からお詫び申し上げます」
と謝罪した。
「大スポンサーへのケジメじゃないのか?」
ネットでは、懲戒解雇は厳しすぎるのではないかという疑問が出ている。実態としては「誤爆」であり、使った言葉は酷いけれども、公党を批判するのはどんなメディアでも日常やっていること。それに四国放送の言う「不偏不党であるべき放送局」などはあるのだろうか、という疑問だ。掲示板には、
「これくらい許容範囲じゃね?って思う 確かに下品ではあるけど」
「確かに酷いけど公明党以外だったら解雇までは行ってない気がする」
「不党不偏なんていうのは建前に過ぎず、大スポンサーである創価学会へのケジメじゃないか?」
といったことが書き込まれている。
(リンク)
四国放送『公式ツイッター上での政党批判』に関わる処分と再発防止策について