カワウソ虐待騒動の女性が書類送検　Instagramが再炎上「なにが躾だ！」「愛情もくそもねーなw」

YouTuberがペットのコツメカワウソ２匹を棒のようなもので叩いて虐待しているーーーそんな動画でネットが大騒ぎになったのが今年３月末の出来事だった。その渋谷区の女性会社員(38)が、動物愛護法違反の疑いで書類送検されたと9月29日に報道された。この報道を受けその女性のInstagramが再炎上している。

鼻血を流すカワウソの写真も

その女性は虐待動画流出について、3月28日にInstagramでこう説明している。問題の動画は2年前のもので、発情期に入ったメス（当時2歳）が同8歳になるオスに構っている自分に嫉妬し、何度も怪我をさせられた。襲われるのが怖くて近付かせないようにしていた。

「棒のような物で叩いている風の動画ですが私は叩いて家族の一員でもあるカワウソに怪我なんてさせてません」

持っているものは木の棒ではなく紙を丸めたものだとした。またこの動画と一緒に鼻血を流すカワウソの写真も流出していることについて、

「葵の鼻血もよくある事で鼻血がよく出ていて信頼できるお医者様にも相談してます」

とした。動画は7年間親しく付き合ってきたフォロワーが撮影し、流出させたもの。

「長く仲良く付き合ってきた私をここまで悪くしたかったのかがとても残念でなりません」

と説明した。

ところが実際の動画を見ると、2匹のカワウソを追い回し、かなり本気で叩いている。紙を丸めビニールテープで固めたような「棒」で叩かれるカワウソから衝撃音が響き、悲惨な状況が伝わってくる。

YouTube「カワウソ竹千代&葵」を知る人

この女性は「Ayako」の名前でフォトブック「カワウソびより。～竹千代&葵との楽しい毎日～」( 二見書房)を2018年9月26日に出版している。また「樋口綾子」の名前で、「絶滅危惧種コツメカワウソの保護」のクラウドファンディングも行っていた。しかしこのクラファン、コツメカワウソ全体を保護するのではなく、自身が飼っている2匹限定で協力して欲しいというもの。コロナ禍で引っ越しをすることになり、その場所が飼育環境として十分ではない。それを改善するためにお金を募る、というものだった。

かつては2匹のカワウソのYouTube動画がバズリ、かなりの収入があったことで海外旅行や、高級品の購入報告があった。その収入が減ったため引っ越し、クラファンに繋がったのだろうとネットで囁かれた。また、実際に生活には困っておらず、フェラーリを買うなど贅沢がしたいからカワウソを利用している、というものもあった。そして、3月の騒動。クラファンは終了、YouTubeチャンネル「カワウソ竹千代&葵」も無くなった。

「二度と生き物を飼わないでください」

虐待動画「流出」の流れとしては、何者かがペットショップ「コツメイト池袋店」のポストに動画の入ったUSBを投函。中身を見た店主が、虐待の報告であることに気付き、情報提供を求めるため同店のTwitterに動画を掲載。飼い主とカワウソを特定することができ、警察に通報した、というもの。当時も激しい炎上騒ぎとなったが、29日に書類送検の報道があると、22万人のフォロアーがいるInstagramが再炎上した。

「おいおい、虐待するくせにクラファンで金集めてたんかよw愛情もくそもねーなw」

「おもくそ棒で叩いてましたやん、なにが躾だ」

「そもそも生き物を飼うのにクラファンすること自体おかしい　自分のお金で育てれないなら飼うな」

「カワウソちゃんはいじめられるために生まれてきたんでは無いんです家族と同じなんです、それを分かってください、そして二度と生き物を飼わないでください」

「動物を自分を広めて承認欲求と金を得るためだけの道具としか考えてないんだろ。一番最低で救いようのない人種のゴミクズ。何がしつけだよ」

などといった事が書き込まれた。一方でこのInstagram、7月26日付で更新が止まっている。一部の報道によれば、

「2匹にけがはなく、コツメカワウソは一時的に施設で保護されているという」(毎日新聞、9月29日付け)

とある。この女性会社員の自宅にはもうカワウソはいない、と、ホッとする人もいた。

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