朝倉未来選手が2022年9月25日、午後8時に自身のYouTubeチャンネルを更新し、この日の格闘技イベント「超RIZIN(スーパーライジン)」で行われたフロイド・メイウェザー・ジュニア選手(45、米国)戦について語った。
この試合でのパンツスポンサーの紹介、感謝を述べる番組でもあったのだが、スポンサーから「ゆっくり休まれてください」というメッセージに、「死んでないですよ!?」とのジュークを飛ばした。
人生で初めてパンチダウンでKO負け
「強かったっすね。シンプルに強かったなーって感じですね。それしかないですね」
と冒頭で未来選手が語った。戦略はあったのだが、未来選手のパンチに対する避け方が想定外に「エグかった」。まるでMMA(総合格闘技)と試合をしているようで、パンチを当てようとすると「エグい」バックステップでかわされた。ただ、
「チョロチョロ遊ばれることなく、マジにさせられたことが良かった」
とした。そして、2ラウンド終了間際の右ストレート。かすったようなパンチでのダウン。人生で初めてパンチによるダウンでKO負けしたとした。
「耳がスースーいってるもん」
「最後のパンチ以外は効いてなくて、でも最後のは記憶がない。あと10秒(2ラウンド終了まで)くらいだったから、あそこで(あのパンチが)来るとは思わなかった」
その気の緩みがTKO負けを生んだとした。かするような右ストレートで、
「平衡感覚が無くなるというか、耳がスースーいってるもん。完全に(鼓膜が)破れた」
格闘技の試合を見ていて「何で立ち上がらないのか?」と思うことがあった。その感じがやっと分かったという。番組は中盤からパンツスポンサーの紹介と、スポンサーからのメッセージを読むという形に変わる。スポンサーの一つ、未来選手ファンにはお馴染みの新築・注文住宅の「鬼丸ホーム」のメッセージが読まれた。「最後の一発を貰うまでは互角だった。今まで応援してきた中でも感慨深い試合になった。お疲れさまでした。ゆっくり休まれてください」を聞いた未来選手は、
「ゆっくり休まれてくださいって、亡くなったみたいな、死んでないっすよ。ありがとうございます」
と笑った。今回の試合はMMAで戦う上でいい経験になった。MMAの選手には今後、打撃戦で負けることはない。MMA選手として早くMMAの仕合をやりたい。そう未来選手は語った。
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朝倉未来YouTubeチャンネル「沢山の応援ありがとうございました」