IOC(国際オリンピック委員会)のジョン・コーツ(John Coates)副会長が2020年の東京五輪は、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に関係なく開催される、と明言した」、とフランスに本拠を置く世界三大通信社の一つ、AFP通信社が20年9月7日付の日本語版で報じた。
来年の東京オリンピック開催は新型コロナの世界的完全終息が危ぶまれていて、開催は難しい、との意見がネットで多かったため、「嘘だろ、、」などと驚きの声が噴出した。
IOCはどう責任を取ってくれるんです?日本に押し付ける?
AFP通信の日本語版によれば、東京五輪の調整委員長を務めるIOCのジョン・コーツ副会長が7日にAFP通信の電話インタビューに応じ、
「大会は新型ウイルスに関係なく行われ、来年の7月23日に開幕する」
とコメントした。
もともと今年行われるはずだった東京五輪は、2011年の東日本大震災の復興五輪になるはずだったが、それを受けて来年の五輪は、
「コロナウイルス感染症を克服した大会になる」
という。
菅義偉官房長官は7日午後にこの記事についての質問をされ、詳細は把握していないと前置きしたうえで、アスリートや観客にとって安心安全な大会を実現にするため、
「IOC、組織委員会、東京都などと緊密に連携を行いしっかり準備をしていきたい」
と述べるなど、記事に対する「否定」はなかった。
ネット上では喜びの声は見つからず、「嘘だろ、、」などといった戸惑いのコメントばかりが目立つ。
「10か月後に環境が劇的に改善しているとは思えません。克服じゃなくて開き直ったの間違いでしょう」
「要するに、参加できる国だけでやるってことなんだよな」
「悪いことは言わんこれ以上被害を被る前に開催辞退しろ」
「オリンピック終わった後の日本の感染者数が怖すぎるわ」
「日本で感染が広がった場合、IOCはどう責任を取ってくれるんです?まさかとは思いますが、そこの責任は東京含め日本に押し付ける、とは言いませんよね?」
などといったコメントが掲示板に出ている。
(リンク)
IOC公式HP