冗談か？？ロシア軍艦の停泊位置と装備をロシアのTVが報道　ウクライナ軍に破壊される「そうなるわな」の声

ウクライナ海運は2022年3月24日Twitterで、ロシアに占領されているベルジャンスク港に停泊中のロシア海軍の大型揚陸艦「オルスク」を破壊したと発表し、その写真を投稿した。

ところがこの「オルスク」、ロシアの国営テレビ局キャスターが3月21日、ベルジャンスク港に停泊した事を報じ、戦闘作戦も語っていた。それでウクライナ軍が場所を特定し砲撃した、とされる。ネットでは「停泊状況の分かる動画を軽々しく出してはいけない」といった指摘がされていた。

ロシアの国防省直轄のTV局「ズベズダ」など複数のメディアが「オルスク」のベルジャンスク港に入港を報道。これでアゾフ海に面する複数の港も町もロシアが掌握することになった、とした。中には「オルスク」甲板や内部が見える動画も出している。

「この艦船は、複数の部隊や重い装備品を輸送できるのが特徴で、戦車20台、装甲車40台、そして大勢の兵士を乗せている」

などと説明した。また、ウクライナ軍はインフラを無傷のままで残し、「戦わず降伏した」とも説明した。しかし、降伏したわけではないようだ。ウクライナ海軍は24日、大型揚陸艦「オルスク」を破壊したと発表。黒煙が立ち上る映像を公開した。

ネットでは、国営放送が進んで作戦行動をバラしたのはなぜなのか。ただの脅しのつもりのプロパガンダだったのか。もしかしてロシア軍は何も考えていなかったのか、などと考えが錯綜。

「現実が創作を超えるのやめろォ！」

といった叫びも出た。一方で、停泊してから3日あれば国営放送が報道しなくても宇宙衛星やレーダーなどで特定が可能だという意見もある。

「さすがにこの放送が無くてもウクライナ側は敵艦の位置は把握していただろう。しかし、交戦地域に近い港で揚陸艦を並べてのんびり荷役していたのはアホとしか思えない」

といった感想も出ている。

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ウクライナ国防省公式Twitter