安倍晋三元首相(67)が、ジャーナリストの櫻井よしこさん(76)のインタビューで先の総選挙について語った。新たに立ち上がった岸田政権の政策を国民に問う選挙戦なのに、メディアはこぞって「安倍・菅政権『負の遺産』」を問う選挙だと言ってきた。ところが自民党が261議席で大勝すると、メディアは口を噤んだ。安倍元首相は「安倍・菅政権が勝利と言ってくれよ」「責任者は出て来いという気持ちだ」とした。
勝利した後は一言も言わなくなった
安倍元首相は2021年12月3日配信の「言論テレビ」に出演し、櫻井さんのインタビューを受けた。桜井さんが先の総選挙を振り返り、野党は経済政策「アベノミクス」の批判を繰り返していた、と言うと、安倍元首相は「アベノミクス」の成功例を挙げた後にメディア批判を展開する。総選挙では岸田政権の公約を世に問うものなのに、メディアは「安倍・菅政権『負の遺産』」を問う選挙だと言ってきた。
「自民党は261議席と大勝したんですから、安倍・菅政権が、じゃぁ、勝利したと言ってくれよ。勝利した後は一言も言わなくなりましたよね。どうしたのかな」
と語った。どうやら、自民党が破れそうなときに「安倍・菅政権『負の遺産』」を使っていたようだ、と安倍元首相は分析した。そして、
「責任者出て来い!という気持ちです」
と笑った。
(リンク)
「言論テレビ」(2021年12月3日配信)