静岡県の川勝平太知事(73)が女性蔑視と取れる発言をした、としメディアは2021年12月2日に一斉に報じたが、ネットでは「何を言っているのか意味不明」と騒ぎになっている。
静岡文化芸術大学の女子学生は目立って美人揃いだ、という趣旨なのだが、女性蔑視なのかどうかは別にして、まともな日本語が話せない知事はいらない、という多くの声が挙がっている。
「ところが全部きれいに見える」
NNJニュースが川勝知事の集会映像から、問題とされる発言部分を文字起こししたところ、こんな具合だった。
「私が学長になった時にですね、この現場を学生に見せようと思った。静岡文化芸術大学、倍率11倍だった。8割くらい女の子なんですよ。でも、11倍の倍率を通ってくるんですから、もうみんなきれいです。目立って顔のきれいな子は、あまり、もう、あの賢い事を言わないとですね、何となくもうきれいにな、きれいに見えないでしょ。ところが全部きれいに見える」
この発言は今年6月、県知事選挙中の富士市内の集会で出たもの。静岡文化芸術大学の学長時代に学生を連れ、新東名高速道路の建設現場を見学した際のエピソード。現場にきれいな女子大生が来たのは初めてであり、現場監督が女子大生を気に入ったことで、新東名の開通が早まった、などと語った。この発言が「女性蔑視」「女性の容姿と能力を結びつけた」とし、各メディアが一斉に報じたが、ネットでは、「この人何を言っているの？」「理解できないけどw」などと騒動になり、人それぞれの解釈が進んだ。
川勝知事「自分でも発言の意味がわからない」
その解釈は、
「女は馬鹿の方が可愛いって言いたいんだね。昭和のジジイの言いそうな事だ！！」
「顔綺麗、頭も良い、にさせたくないおっさんって事でおけ？」
「綺麗な子は頭の良さがわかるような発言をしちゃだめ！そういうことは言わないで黙ってたら、もっと綺麗になれるよ」
というものが出たが、結局は、日本語の使い方がおかしいため、発言の問題点が全く頭に入らない、とし、
「何が言いたいんだよ！日本語やり直してこい」
「日本人なん？何言いたいのかわからないわよ」
ということに落ち着いて、
「日本語喋れてないし、セクハラ発言が褒め言葉だと勘違いして税金で食ってる政治家いらない」
といった、辞任を求める声も多く出た。川勝知事は12月2日の会見で、発言の詳細は報道で知った。「自分でも発言の意味がわからない」と述べ、発言を撤回し謝罪した。10月の参院補欠選挙の応援演説では、御殿場市を「コシヒカリしかない」と発言し11月24日に知事辞職勧告決議が可決されたばかり。今回の失言発覚でも辞職はしないとしている。
(リンク)
「動画アリ」川勝知事の集会での発言(静岡放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/dad5e
b33a9dcee79aee18d3cf2cc830eba9e36dd
川勝知事公式HP