萩生田光一経済産業相が2021年10月1日、自身のブログで朝日新聞の政治部長からもらったという一枚の謝罪文を公開した。公開した理由は「珍しく素直にお詫びの文章まで持参してきた」記念だと書いているが、ネットではこの謝罪文の書き方は「小学生レベルだ」と話題になっていて、萩生田大臣は見て腹が立って晒したのではないか、といった見方が出ている。
「何も聞いてない」と答えたら「当確」を出した
萩生田大臣はブログで、朝日新聞の政治部長が謝罪に来た、とし、
「珍しく素直にお詫びの文章まで持参されましたので記念にアップしておきます」
と謝罪文を公開した。「文部科学大臣 萩生田光一さま」で始まる文章は、誤報を流したお詫びを書いた後「どうぞよろしくお願いいたします」で終わる。政治部長の名前は黒線で隠している。
何があったのかと言えば、9月30日の夕方に「朝日新聞デジタル版」は萩生田大臣が自民党の官房長官、と報じたのだ。他紙は「起用が取り沙汰」「浮上している」だったが、朝日は「方針を固めた」と踏み込んだ。大臣の元にはお祝いの電話やメールが殺到、てんてこ舞になった。萩生田大臣が怒ったのは朝日の記者が直接取材に訪れていたこと。「何も聞いてない」と言ったのに、おかまいなしに「当確」を出した。
「心から謝る気なんかないだろ」
怒りの萩生田大臣の元に政治部長が謝罪に来る、というのは分かるが、なぜか丁寧に謝罪文まで持参した。しかし謝罪文はこれだった。ネットでは、
「朝日新聞はこれワザとやってるんだよね?www」
「普段小学生のフリして投稿してるんじゃないかと邪推してしまう文章ですな」
「小学生の感想文のほうがマシ」
「妄想でしか文章書いてないんだから心から謝る気なんかないだろ」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
(リンク)
萩生田光一経済産業相公式ブログ