新型コロナウイルスワクチンの5~11歳への接種が遅くても今年の3月から開始される。接種させるかどうかは親の判断に委ねられるが、接種を強要する「呪いの言葉」「脅迫の言葉」が出回っているとネットで怒りが渦巻いている。
それは、ワクチンを打たない子供が感染し、自宅にいる高齢者にうつして死亡してしまった場合、大人になってからその責任を子供が背負わされてしまう、というもの。
柴田アナ「将来子供が背負わされるのは酷だ」
2022年1月23日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」では、ワクチン接種が5~11歳に引き下げられる問題を議論した。東国原英夫さん(64)は、
「僕は打って欲しいと思っている」
とした。フリーアナウンサーの柴田阿弥さん(28)はそれに続けて、家庭の家族構成は様々だが高齢者の方がいて、お子さんがもしワクチンを打たず新型コロナに感染し、それをうつしてしまい高齢者が亡くなった場合、
「将来大人になったとき、自分のせいで亡くなってしまったんだと背負わされるのも酷なので、打てる環境があった方がいいと私は思います」
と語った。その話を聞いた京都大学の宮沢孝幸准教授(57)は、
「子供にワクチンを打っても感染する。ウイルスもたくさん出る。お爺さんはうつらないよう、発症しないように防御することが必要だ」
と反論した。
キャンペーンの始まりです。本当に狂ってます
幼い子供にワクチンを接種させてもいいのかどうか、議論が別れている。先の宮沢准教授は子供は感染しにくく感染しても重症化する可能性は低い。接種した場合の副反応の方が心配だ、などと接種は必要はないという立場だ。ネット上でも子供に接種させることに首を捻る人が多い。そこに出てきたのが「呪いの言葉」「脅迫の言葉」と言われるものだ。柴田さんが言った、ウイルスを家庭に持ち込んで高齢者の親族に感染、亡くなる可能性があり、「子供が罪を背負い続けることになる」「だから打っておくべきだ」というものだ。ツイッターでは柴田さんに対する怒りが噴出していて、
「あなたのその発言がどれだけの子どものストレスになり、恐怖になっているか」
「キャンペーンの始まりです。本当に狂ってます」
「そんな後悔をさせないのが大人の役割だし、今までの風邪やインフルはどうやって家族の確執を乗り越えてきたんでしょう?そんなもの無かったですよ」
などの意見が投稿されている。そもそも高齢者はワクチンを接種しているわけだから、なぜ子供に感染の罪を着せるのか理解できない、と考える人もいる。
(リンク)
「ビートたけしのTVタックル」2022年1月23日予告