脅迫や威力業務妨害などの罪に問われたN党党首の立花孝志被告(54)に東京地検は2022年1月20日、懲役2年6カ月執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。罰金刑はなかった。
立花党首は早速この日、何本ものユーチューブ動画を更新。有罪判決は受けたが執行猶予が付いたため、これからの政治活動や生活に何の不都合も起こらない。犯罪といってもNHKから被害を受けている人たちを守る活動だったため「立花孝志の評判はおそらく上がっている」と語り、政治家は最終的に選挙で審判を受ける、とし、夏の参院選への意欲を滲ませた。
20日にYouTubeチャンネルを何度も更新
立花党首が罪に問われたのは、NHK受信の契約者情報を入手し「拡散する」などとNHKの業務を妨害したこと。離党した地方議員らに立花被告が「人生つぶしに行く」と繰り返し脅したことなどだ。立花党首は同日夕に自身のYouTubeチャンネルを何度も更新。犯罪とはいえあくまで政治的な思想でNHKから被害を受けている国民を守った活動だ、とした。政治家の犯罪には横領や性犯罪、無免許運転のひき逃げなどがあり、そういう政治家は評判がガタ落ちとなるが、しかし自分は違う。
「NHKと戦いNHKから被害を受けている人を守った政治家。そのため、立花孝志の評判はおそらく上がっている」
とした。
政治家は最終的に選挙で審判を受ける
そうしたことは裁判官も認めている。30万円の罰金がゼロになったのはYouTubeチャンネルの再生回数を増やしたいなど「経済的利益を求めた犯行ではない」と結論付けられたことでも分かる、と語った。
執行猶予が付いたため、クレジットカードが使えなくなる可能性もあるが、デビッドカードがあり、海外旅行もできるなど、これからの政治活動や生活に何の不都合も起こらない。何も失うものはない。もちろん夏の参院選に出馬も可能だとし、
「政治家は国民のみなさんが選挙で選んでいるから、最終的に選挙で審判を受ける」
とした。また党名の「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」を「NHK受信料を支払わない国民を守る党」に変更するとした。
(リンク)
立花孝志YouTubeチャンネル「執行猶予付き有罪判決とは 立花孝志本人が解説します」