信号機の無い横断歩道で、止まってくれた車に小学校の新一年生が「ありがとうございます」と深々と頭を下げる。そんなニュースがネット上で喧々囂々の議論となっている。否定派は、ドライバーに感謝の気持を伝えるのはいいのだが、小学一年生なら会釈をしたり手をふる程度でいいのに、わざわざ立ち止まらせ深々と頭を下げあせるのはやり過ぎだ、というのだ。
千葉県四街道市の小学一年生200人に実施
話題となっているニュースは、テレビ朝日が2022年4月8日に報じたもの。千葉県四街道市の取り組みで、信号のない横断歩道で一時停止してくれた車にお礼をする、というもの。入学式を終えたばかりの新1年生およそ200人が実際の横断歩道を使って実践する様子を報道した。横断歩道を渡り終わった後、警察官が「止まってくれた車の運転手さんにお辞儀をします」と指示し、2人の小学生とともに「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。ドライバーと歩行者が双方に思いやることで一時停止への意識の変化が期待されているのだそうだ。生徒が一時停止してくれたドライバーにお礼を言う取り組みは他県でも行われているが、四街道市の映像を見て驚く人が続出した。「なにもそこまで、、、」という感想だ。
「お辞儀を義務にしろとは思わん」
ネット上では小学生に感謝することを教えるのは大切なこと。、ライバーとしても気分が良くなりできるだけ止まってあげたい気持ちになる。結果的に事故の防止にもつながる、という意見もあるのだが、
「横断歩道に歩行者がいたら止まるのはドライバーの義務なのでこういうのは大変良くない」
といった意見が出て喧々囂々の議論が起こった。
「そもそも俺らが守るべき義務なのに、頭下げられるの謎なんよな」
とし、子供への教育というより、ドライバーへの指導を強化すべきという主張も出た。最も激しい議論は、小学一年生に「ありがとうございます」と言わせ、ここまで深々と頭を下げさせていいものか、というもの。
「ただでさえ視野が狭い子供に余計なタスクを与えるのはやっぱり危ないです」
「深々と頭下げられてもいやこっちこれ義務なんでって複雑な気分なる」
「ドライバーとしてはこの時期は小学生の飛び出し事故が特に多いので『もしかして引き返すのか?!』と緊張が走ります」
といった意見が出た。そして、
「義務やから止まるけど軽くでも会釈されると気分ええな でもお辞儀を義務にしろとは思わん」
とし、小学生なら横断中に軽く会釈をするか、手を振るくらいがちょうどいいのではないか、という感想が多かった。
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(リンク)
テレ朝ニュース「『ありがとうございます』一時停止の車にお辞儀 新1年生が横断歩道で実践」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000250874.html?display=full