「少年革命家」を名乗る不登校YouTuber「ゆたぼん」(14)。ボクシングの試合があるためYouTube動画は更新せず「YouTube活動休止」と宣言していた。その試合が1月21日に行われ、1分30秒2ラウンドで対戦した結果、0-3の判定で敗れた。最終的には一方的にボコられた形だ。

対戦相手は名倉誠士郎選手(14、NMIgym)。こちらはちゃんと中学校に通っている。ネットでは、「学校行ってる奴に負ける!」「学校にいかないとダメという強烈なメッセージ」などといった感想が出た。

名倉選手に一方的にボコられる

「ゆたぼん」が出場したのは東京新宿のライブハウス「Shinjuku FACE」で行われたボクシングイベント「HEARTS」。対戦相手は名倉選手で、ボクシング歴は2年だという。試合のゴングが鳴ると「ゆたぼん」は果敢に突進。ボディーを放ち、顔面へフック、ストレートを炸裂させた。今回で試合は3回目だという。名倉選手のパンチはウィービング、ダッキングで上手くかわし、さらに相手の懐へ突進。14歳同士の試合としてはそれなりに見ごたえがあった。ただし、名倉選手のジャブがヒットすると「ゆたぼん」の動きは鈍くなる。1ラウンドはどちらが取ったか分からない。ただ、最終2ラウンドは名倉選手が一方的にボコるシーンも。結果として3者20-19で名倉選手の勝利となった。

勉強とバスケにも全力で取り組む

試合後のリングでのインタビューで名倉選手は、

「これからも勉強とバスケ、ボクシング、取り組むこと全てに全力で取り組みます」

と語った。「ゆたぼん」は、

「今日の試合負けちゃったんですけど、この悔しさを乗り越えて全力でボクシングやって行こうと思う」

とし、

「学校に行っても行ってなくても、やりたいこと全力でやって、自由に楽しく生きたらこんなふうにリングでも戦えるし、みんなやりたいこと全力でやって、自由に楽しく生きようぜ!」

と呼び掛けた。ネットでは、「でも、学校通っている人に負けたんですよね?」といった揶揄が出て、

「みんな学校に通いながらボクシングに取り組んでるんだよ」

「もういい加減学校行きなよ本当に 精神的に追い詰められてる子に失礼だよ」

「悔しいと言っているけど、学校に行ってれば、テストやクラブ活動で、それを味わえて成長出来たんやで」

といった感想が掲示板に書き込まれた。またこんなものもある。

不登校児に未来は無いと絶望?

「学校に行かないとダメという強烈なメッセージ」

「もう不登校児には未来は無いって絶望しただろ」

「相手が爽やか勉強部活両立、しかも習い事のボクシングで不登校児に勝った」

などの書き込みが出て、「ゆたぼん」もこの負けをきっかけに考え直せばいいと思っている人も多い。学校に行っている子供を「ロボット」などと呼ばずに、学校に通っていても、学校で自分の時間が減ったとしても、それでも学校に行けばいろんな可能性に出会える。

「この負けがゆたぼんの岐路になれば嬉しい」

 

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(リンク)

新宿のライブハウスShinjuku FACE「HEARTS」案内

https://shinjuku-face.com/events/4073