上念司さん(51)が津田大介さん(47)から名誉棄損で訴えられた問題で、上念さんは2021年元旦から津田さんへの「攻撃」を開始した。

この日は自身のYouTubeチャンネルで訴状の一部を開示し、左翼活動家と津田さん自身を貶める内容が書かれているとし「津田さん、あなた不当なコネで偉くなったの?」「言論人としての矜持(プライド)はあるのか!」などと語った。

 

「津田さん、こんなこと言っちゃっていいんですか!?」

 

この日開示したのは15ページあるという訴状の13ページ部分で、

「現代の日本では左翼活動家に対する社会の評価が著しく低い。また、不当なコネを利用して高い社会的地位に就く人間に対して、多くの国民は嫌悪感を抱いている」

と書いているとした。

この意味は、左翼活動家ではないのにも関わらず、津田さんは上念さんから左翼活動家呼ばわりされ名誉を傷つけられた、ということだと説明した。「不当なコネ」の部分は、上念さんがよく使う単語「生活左翼」(お金や地位などを得る目的で左翼になる。また、左翼活動を通じてお金や地位などを得る)を津田さんに対し使ったため、名誉を傷つけられた、ということだという。上念さんは、

「こんなこと言っちゃっていいんですか!?私も昔左翼だったから聞き捨てならない」

とし、左翼は社会的地位が著しく低いという文言は、世の中をよくしようと頑張っている人に対し失礼であり、

「左翼活動家の皆さん、こんなこと言われていますよ、大丈夫なんですか?」

と問いかけた。

 

早稲田大学のアカポス(文学学術院教授)まで手に入れた

 

「生活左翼」について上念さんは「互助会的なエコシステム」という良い意味で捉えていて、凄く羨ましい立派なビジネスモデルだとした。「そっち」に入っていれば繋がりによって仕事がもらえたり雑誌を買ってくれたりする。以前にラジオ番組をやっていた時にプロデューサーが変わったら「そっち」の活動家としか思えない人ばかりがゲストに来るようになった。そこには「なんとなく食える」仕組みがある。しかし、そこでも、上に行くのには大変な苦労があり、仲間内での戦いがある。

「それを『不当なコネ』と決めつけるのはどうか」

上念さんは「高安正明」さんの津田さん評をもとにしてこう言い放った。

「ほとんど文章の才能もなく、ライターとしても全然ダメで、コピペみたいなライティングだといわれた津田さんが、その戦いに勝って早稲田大学のアカポス(文学学術院教授)まで手に入れた。スゲーな、と思っている」

今までは津田さんなりのマーケティングを駆使し、努力をしてそこまで偉くなったのだと思っていた。ところが訴状を見て考えが変わった。

「津田さん、不当なコネでそこまで偉くなったの?って」

 

「ちょっと議論したらブロックして逃げた。矜持はあるのか!」

 

 

上念さんはこうも語った。津田さんは自分よりもツイッターのフォロワー数が多く地上波テレビにも出ていて自分よりも影響力がある。ツイッターで気に障ることが呟かれていたなら直接ツイッターで言ってくれればいいのに、

「ちょっと議論したら俺をブロックして逃げた。それでこんなこと(訴訟)をしてくる。言論人としての矜持はあるのか!」

今回の訴訟は3年くらいかかるそうで、弁護士費用も1000万円単位になるらしい。賠償金は300万円だからそれを支払う方が金銭的にも時間的にも楽なのだが、「表現の自由」を守るため、上念さんは闘うという。

(リンク)

「私を名誉棄損で訴えたのはこの人です!!」(上念司チャンネル ニュースの虎側)

https://www.youtube.com/watch?v=w6pamiEQaxU