マクドナルドのシニアクルー(シニア世代の従業員)アルバイト募集ポスターが、「この世の終わり」と話題になっている。「1年前 会社員だった私」という文字。パソコンを前にオフィスで仕事をする写真。マックのエプロンを付け立つ写真。男性の年齢は分からないが、70代くらいに見える。正社員からバイトへの転落。定年退職後も年金では足りず、死ぬまで働き続けなければならない、と想像してしまう人達がいる。
93歳のクルーも在籍と言うが、、、
飲食業界は慢性的な人手不足。2010年代半ばには人手不足閉店といった事態が起こった。そこで業界各社が目を付けたのがシニア層。シニア採用のメリットは人生経験があること、若い人と比べ無断遅刻や無断欠勤が少なく真面目。ガッチリ稼ごうというわけではないから、1日に2~5時間の短時間、週に1、2日勤務など細かな就業が期待できる。もともと超高齢化少子化社会ではシニア層の活用がカギとされていた。マックのアルバイトは年齢不問、定年制を設けていない。HPには「日本全国のいちばん店を訪ねて」のページがあり、最高齢のクルーが紹介されている。それが富山県の「高岡駅南店」。93歳のクルー(2021年7月現在)。2019年の90歳からアルバイトに入り、最初の客席の清掃から現在はサイドメニュー作りも担当している。同店には他に数名のシルバー世代が在籍しているという。93歳と聞くと確かに驚き。色んな意味で感心させられるが、それが「1年前 会社員だった私」となれば別。悲壮感しか伝わらない、というのだ。
お前らもジジイになったらこうなる?
問題のポスターの男性。定年退職か、解雇か、倒産なのかは分からない。少なくとも前職はパソコンを前にオフィスで働くホワイトカラー。そして1年後、マックのアルバイトになっている。70代にも見える。オフィスでの顔は「キリッ」と。マックでは「ヘラッ」と。マックのバイトのイメージは昔から若い女性。15歳から採用可のため女子高生もいる。だからこのポスター、「人生の転落」に見えてしまう、という人が結構多いのだ。さらに年金不安。生活するため死ぬまで働かなければならない人生。
「この世の終末で草wwwww」
「年金じゃやっていけない老人望んだデフレだからな」
「他人事みたいに言ってるけど、お前らも俺もジジイになったらこうなるんだぞ」
「深夜の飲食チェーンに入ったとき自分の親みたいな年齢の人が働いてたりするの見ると、この国間違ってるわって思う」
といったことが掲示板に書き込まれた。一方でこんな感想を述べる人もいる。
「自宅持ちだから貯蓄と年金だけで暮らせるけど、まだ働きたいって言う人はおるんや。その受け皿があるんはいい事じゃ。俺は働きたくないがな」
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(リンク)
日本マクドナルド公式HP