「週刊少年ジャンプ」誌上で、「ONE PIECE(ワンピース)」連載中の尾田栄一郎(46)さんが、「週刊少年サンデー」で「名探偵コナン」連載中の青山剛昌さん(58)に送ったエールが話題になっている。

他社のライバル誌の漫画家にエールを送るのも異例だが、「面識ないんですが」で始まる文章が、様々なことを連想させている。

ネットで「青山さんではなく先生と呼べ!」

2021年11月8日発売の「週刊少年ジャンプ」の巻末コメントに、尾田さんはこう書いた。

「面識ないんですが戦友の気分。100巻のご苦労わかります青山さんコナン祝100巻!!(栄一郎)」

ネットではまず、「面識ない」のになぜこんな文章を掲載するのか、しかも相手は大先輩の漫画家の青山さんで、しかも他社のライバル誌だ、と騒然となった。「青山先生と呼べ!」「そもそも『面識ない』はいらない」「偉そうだ」などと尾田さん批判が多く出た。ちなみに「名探偵コナン」のコミックスは10月18日発売が100巻だった。「ワンピース」は9月3日発売が100巻だった。100巻達成が尾田さんの方が少し早かったからこうしたコメントになった、ということではないようだ。

「同士として色んな話をしてみたい」

実は青山さん、書籍情報誌「ダ・ヴィンチ」で尾田さんについて、

「尾田(栄一郎)くんと対談出来たら面白いかも(笑)。『コナン』と同じくらいのタイミングでおそらく『ONE PIECE』も100巻が刊行されるはずだから」

と過去に語っていたのだ。週刊誌で連載をし、かつテレビアニメが長期に渡って放送されているのは自分たち2人くらいなもの。

「同士として色んな話をしてみたい」

としている。これを尾田さんが覚えていて、「同士」を「戦友」に変えてアンサーをしたようだ。他社のライバル誌とはいえ、漫画界、アニメ界を牽引する者同士のエールの交換なのだろう。対談が実現する日も近い?

 

(リンク)

集英社「週刊少年ジャンプ」公式サイト

https://www.shonenjump.com/j/