経済評論家の上念司さん(53)が4月5日にYouTubeチャンネルを更新。ゲストのジャーナリスト、須田慎一郎さん(61)と「虎ノ門ニュース」の再開について語った。上念さんは2021年1月5日突然、「虎ノ門ニュース」をクビになっている。
須田さんは新生「虎ノ門ニュース」の社長になる旧DHCテレビ社員と直接話をした。「お世話になった人に出演してもらいたい」と言っていた、と告げた。すると、上念さんは渾身の笑み。「有難いことでございます。須田さんとも一緒に(出演) できれば。ぜひよろしくね！」と新社長に訴えた。ちなみに須田さん、4月7日(金)午前8時からの同番組生放送に出演予定だ。
百田尚樹さん「私は絡んでないです」
上念さんは21年1月5日、Twitterで、
「虎ノ門ニュース、ニュース女子等、本日付ですべて降板となりました。DHCサイドからの要望です。電話等含む『ご意見』が理由だそうです。現時点でお伝えできる内容は以上です」
と報告した。つまり、旧DHCテレビからいきなり「クビ」「出入り禁止」を言い渡された。上念さんの人気は高く、「ニュース女子」は司会だった。作家の百田尚樹さん(66)は「虎ノ門ニュース」の顧問。2人の確執が原因ではないかとされた。百田さんは21年3月1日のニコニコ動画「百田尚樹チャンネル生放送」でこう断言。
「私は絡んでないです」
DHCテレビの山田晃社長(当時)から12月末にいきなり聞かされ、
「えっ？と思って、えぇ～～～？？？と思って」
とオーバーリアクションをした。驚いたのは、上念さんの年明けスケジュールが決まっていて、番宣もしていたこと。山田社長は、
「会長命令です。上念さんは辞めてもらいます」
と語ったという。会長というのは吉田嘉明氏で、旧DHCの会長、旧DHCテレビの代表取締役会長のことだ。しかし百田さん、吉田会長は強権を発動するような人物では無い、とした。
「上念さんのアンチだと思いますがいろいろDHCに手紙、タレコミ、クレームを行っていた」
ことが原因かもしれないとした。
「自分は辞めてよかった」？
「虎ノ門ニュース」出演後大ブレイクした上念さんは活動の場を地上波からネットに移していた。それがいきなり無くなってしまった。忸怩たる思いがあったのだろう「虎ノ門ニュース」が終了した翌日の昨年22年11月8日、自身のYouTubeチャンネルに月刊正論編集長の田北真樹子さんを招いた。番組には同調圧力があった。陰謀論のようなものが期待されているからと偏り、事実を伝えることを疎かにしたくはない。
「番組でそれまでに築き上げたいろいろなものが揺らいでしまう」
と番組批判を展開。「自分は先に辞めてよかった」と言わんばかりだった。ところがである。
スタッフは出演者への恩を忘れない
4月5日配信のYouTubeチャンネル。上念さんと須田さんは「虎ノ門」再開について話した。須田さんは「闇鍋ジャーナル」の発起人でもあり、上念さんも同番組に1度招かれている。「虎ノ門」の後継番組として「闇鍋」を立ち上げたが、「虎ノ門」再開で「闇鍋」の存在は分家になった。旧サイトを継続して使用、チャンネル登録者約84万人を引き継いでいる。新生「虎ノ門」こそが「正統後継者である」とした。「虎ノ門」新社長で総合プロデューサーに就任する旧DHCテレビ社員に話を聞いたところ、
「虎ノ門ニュースでお世話になった人に出演してもらいたいし、恩を忘れていない」
と語っていた、と言うと、上念さんは、
「有難いことでございます」
と頭を下げた。さらに上念さん、
「虎ノ門ニュース楽しかったですからね。もしまたああいう感じで、、、またあの(朝日新聞)縮小団のシール配ったりとかね。そういうお遊びができると楽しいかなと」
とした。そして、「虎ノ門」新社長の名前を出し、
「須田さんとも一緒に(出演) できれば。よろしくね！」
と訴えた。その渾身の笑みは、嬉しさがモニターから溢れ出ていた。
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(リンク)
上念司チャンネル「須田慎一郎さんと語る虎ノ門ニュースの思い出と『帰って来た虎ノ門ニュース』応援メッセージ